ACJリスタート2011/08/01 22:10

ACJリスタート総会の様子
ACJリスタート総会の様子 posted by (C)Yongyi

今から103年前の1908年(明治41年)8月1日は、日本の自動車史上最初のドライブツアーが行われた日とされています。

「自動車の宮様」と呼ばれた、有栖川宮威仁親王殿下を先頭に、政財界の名士が10台の国産・外国車の隊列を組んで、日比谷公園から立川まで、甲州街道をひた走ったそうです。

下は、個人が所有されている遠乗会当日の模様を撮影した、非常に貴重な写真です。

遠乗会の写真
遠乗会の写真 posted by (C)Yongyi

そして昼食場所として選んだのが、現在の国立市谷保にある谷保天満宮の梅林で、ここで日本のこれからの自動車産業のあるべき姿を話しあうと共に、自動車倶楽部の設立を提案され、「ACJ(オートモビル・クラブ・ジャパンの頭文字)」の旗を翻して帰路についた、と当時の東京朝日新聞には書かれています。(当時の記念写真が谷保天満宮のHPに紹介されています)

と言うことで、この日は日本で最初の自動車クラブが誕生した日でもあります。

いつしか「ACJ」は歴史の中に消えてしまいましたが、数年前にこの事実を知った人達が、もう一度「ACJ」を復活させようと集まり、長い準備期間を経てようやく昨日、国立市において「ACJリスタート設立総会」が開催されました。

私も昨年一昨年の「谷保天満宮旧車祭」がきっかけで設立準備委員会のメンバーに加えさせてもらい、(ほとんど役にたっていませんが)お手伝いをさせていただいています。

今日から正式に新生「ACJ」として活動を開始しましたが、会長の是枝氏曰く「最高に楽しいクラブを」と言うことで、現在も広くメンバーを募集しています。

日本最古の自動車クラブ「Automobile Club Japan」の活動に興味・関心がございます方は、「谷保天満宮旧車祭」のHPからお問い合わせ下さいますよう、お願いを致します。

新宿末廣亭に入り浸る2011/08/06 20:09

新宿末廣亭にて
新宿末廣亭にて posted by (C)Yongyi

(8月30日に記す)

新宿末廣亭友の会更新の際、特典としてついてきた招待券を使って、昼の部から寄席に入り浸りです。

昼の部の主任が正蔵(こぶ平)師、夜の部の主任が花緑師の組み合わせで聴くのは2年ぶりです。

TV等で露出度の高い正蔵(こぶ平)師が主任を務めることから、早いうちから行列が出来ると予想し、10時少し過ぎに伊勢丹のデパ地下と、末廣亭近くのコンビニで食糧の調達をしてから末廣亭へ。

幸い予想したほど行列は形成されておらず、開場一時間ほど前でも、先頭から10人目くらいの位置に着くことが出来、入場後は舞台下手側の桟敷席の最前列を陣取りました。

昼の部の出演者と演目は下記の通り。

新宿末廣亭 8月上席 6日目 昼の部

ー開口一番ー
 柳家花どん 「真田小僧」

 林家 たこ平 「蛇含草」
 ホンキートンク 漫才
 橘家 文左衛門 「道灌」
 三遊亭 歌武蔵 「ぼやき酒屋」
 松旭斉 美智 美登 奇術
 橘家 圓太郎 「浮世床(本)」
 林家 種平 「お忘れ物承り所」
 鏡味 仙三郎社中(仙三・仙花) 太神楽
 三遊亭 若圓歌 漫談
 桂 南喬 「大安売り」
 ひびき わたる キセル漫談
 柳家 小団治 「牛ほめ」
-仲入り-
 林家 木久蔵 「たがや」
 林家 ペー ギター漫談(前座ブルース・余談ですけど愛してる)
 鈴々舎 馬櫻 「極道のバイト達」
 柳家 小はん 「親子酒」
 笑組 漫才と南京玉すだれ
 林家 正蔵 「読書の時間」

記憶に残っている演目を幾つか。

まず二つ目のたこ平さん。元気があるのは良いんだけれど、羽織を乱暴に畳んで後ろに放り投げたり、噺の中で餅を食べる場面では、高座で飛んだり跳ねたりこれに結構時間を潰して、結局オチも何もなく中途半端なまま楽屋に引っ込んだのには「師匠(こぶ平)はこんな芸(とも言えないもの)でも良しとしているのか」と観ていて腹が立つやら呆れ返るやら…

気を取り直して漫才のホンキートンク。相変わらずのネタで、流れもオチも分かっているんだけれども、ボケとツッコミのテンポの良さで思わず笑ってしまいます。

巨体の歌武蔵師。何を掛けるかと思ったら、後に控える種平師の十八番「ぼやき酒屋」。結果としてはやはり「ぼやき―」は種平師に限ります。

特に沖縄出身のアイドルの名前を挙げる場面で、「仲宗根美樹、古いねぇ~」のセリフがどうも歌武蔵師の年齢とマッチせず(歌武蔵師は私よりも2つ若い)自然なセリフに感じないのと、店の主人が堅物なままで冗談を習得しない辺りは、まだ噺に余裕がないのか?ついつい種平師と比較して余計なことばかりを考えてしまいました。

続く圓太郎師。つっかえつっかえ本を読む場面は最高で、浮世床でこれほど笑ったのは初めて、と思うほど笑わせてもらいました。

さて、続いては種平師。「ぼやき―」を先に演られたので、何を掛けるかと思ったら、先日も聴いた「お忘れ物承り所」。

クイツキはお初見の二代目木久蔵師。まぁ今春までNHKラジオ第一で土曜の夜に放送していた「今夜も大入り渋谷・極楽亭」でしょっちゅう耳にはしていたんですが。

襲名してから4年も経つんだから、開口一番「二代目木久蔵です」と親父を引き合いに出してわざわざ名乗らなくても良いのになぁ…余程そうしないと誰なのか分かってもらえないんでしょうか?

噺は先日同じ噺を演った馬櫻師から教わったのかな?たがやと侍の一騎打ちの場面に実況中継を入れる辺りも同じだったのですが、どうにも語りが硬いと言うか、いちいち解説口調と言うか、登場人物になりきってない感じがして、前述の「今夜も大入り―」で演っていた落語のようなもののレベルで、寄席ではどうなのよ?と言うのが正直な感想。

続いては、こちらもお初見のペー先生。TVの人の印象が強いですが、このところ定席寄席に活躍の舞台を移しているようですね。流石にしゃべりは面白く、途中楽屋からギターを持って来る時は、パー子さんも一瞬姿を現して場内を沸かせていました。

続く馬櫻師は、久しぶりに聴く「極道のバイト達」。あの風貌でこの演目を演って、右に出る噺家さんはないでしょう。逆に原作者の三遊亭丈二師のオリジナルも聴いてみたいところです。

小はん師は、5月の復興支援寄席で掛けたのと同じ演目。「屋根の鬼瓦も…」のクスグリも同じですが、ほのぼのとした夫婦や親子の感じがして良かったです。

笑組の危なっかしい南京玉すだれのあとは、主任の正蔵師。

マクラは末廣亭の素晴らしさを語って最後に違法建築で落とすいつもの話。夏休みの宿題の話題が出たので、もしやと思ったらやっぱり「読書の時間」。

なんかなぁ…正直この噺正蔵師で聴きたくないんですよ。

原作者の桂三枝師ならまだ関西弁で陽気な雰囲気で聴く事ができそうなのですが、正蔵師の場合妙に生々しくて、少なくとも客席に子どもや女性がいる寄席に掛けるのは如何なものかと。

2年前にも書きましたがそもそも「正蔵」の大名跡を背負って演る演目でもないでしょう。観客を唸らせるような古典をタップリ演って欲しいんですが…(って期待する方が間違ってますかね?)


さて、昼の部終了後は、桟敷席から椅子席に移動し(桟敷席最前列は空調の風がモロに当たって寒いので、半日が限度)、夜の部に控えます。

昼の部は2階席まで満席だったのに、夜の部は2階のカーテンが閉められ客席数が減ったにも関わらず、空席が目立っていました。この日は神宮の花火大会があった影響でしょうか?ちょっと寂しい限りですが、その代わり浴衣を来た若いお嬢さんやご婦人を結構見かけました。やはり主任の花緑師ファンの女性でしょう。

夜の部の出演者と演目は下記の通り。

新宿末廣亭 8月上席 6日目 夜の部

ー開口一番ー
 林家 けい木 「たらちね」

 柳家 初花 「ハンカチ」
 柳家 小菊 粋曲
 柳亭 左龍 「羽織の遊び」
 柳家 小さん 「長短」
 ホームラン 漫才
 初音家 左橋 「お菊の皿」
 三遊亭 金時 「夢の酒」
 マギー隆司 奇術
 柳家 小満ん 「あちたりこちたり」(自作)
 川柳 川柳 不明(懐メロを数曲と甲子園の入場行進曲の話)
-仲入り-
 春風亭 勢朝 「大師の杵」
 すず風 にゃん子・金魚 漫才
 五街道 雲助 「子ほめ」
 柳亭 市馬 「山号寺号」
 翁家 勝丸 太神楽
 柳家 花緑 「ちりとてちん」

夜の部はベテランの高座がよかったですね。

まずは小満ん師。冒頭午前様で帰って来た亭主が女房に小言を言われるので、何の噺かな?と注意して聴いていたら、出てくる用語や銭湯の金額が現代の設定で、漫談かな?と思ったらそうでもなく、淡々とした独り言(独白とでも言うのでしょうか?)に時折挟まれるクスグリが妙に面白くて、オチがトボケていると言う不思議な噺でした。

帰宅後に調べたら、ちゃんと題名も付いていて、時折高座にも掛けている小満ん師の自作の新作落語であることが分かりました。この種の噺も時には良いもんですね。

仲入り前は川柳師。既に何度も川柳師の高座は聴いていますが、これまで「ガーコン」以外聴いたことが無かったのですが、今日は軍歌以外の懐メロや甲子園の入場曲も歌う噺(歌うことには変わりはない)。それにしても80歳を過ぎてまだまだ元気な師匠です。

クイツキは勢朝師。いつもの「ざいぜんごろう」ではなく、「大師の杵」。ただ相変わらず楽屋話(身内の悪口)が多い上に、ちょっと早口なのも災いしているんでしょうかね?何処までマクラで何処から噺なのか、ごちゃごちゃしていましたが。

"にゃん金"のあとは、久しぶりに聴く雲助師。私ごときが言うのもおこがましいですが、マクラからきっちり演じられていて、通りで出会った2人が挨拶を交わす何気ない場面は、落語の基本である上下の切り分けのお手本を観ている感じです。

演目の「子ほめ」も、前座さんが演ると大抵言い立て辺りがいっぱいいっぱいで、観ている方がヒヤヒヤしてしまうことがありますが、流石に雲助師クラスになると堂々としていて、会話は極めて明瞭で安心して聴くことが出来ました。

さて、夜の部主任の花緑師。マクラで冷蔵庫のなかった時代の話というので、時期的に「千両みかん」かな?と思ったら、飲み食いの場面になって噺は「ちりとてちん」。(マクラから噺まで、この日と全く同じ高座の記事を見つけましたのでご参考まで)

まぁ流石に人間国宝の血を引いているだけあって、上手いといえば上手いのでしょうが、この8月に40歳になったばかりとか。まだ若いですな。マクラの最中癖なのでしょうモジモジしていて、落ち着きのなさが気になるのですが、これからどんな風に成長してゆくか、まだまだ今後に注目したい噺家さんではあります。

圓朝まつり 20112011/08/07 21:32

芸人屋台の様子
芸人屋台の様子 posted by (C)Yongyi

この週末は、前日の新宿末廣亭に引き続いて、二日連続で落語関係で外出をして来ました。

「圓朝まつり」を見に行くのは、今年で2回目です。昨年はあの猛暑と大変な混雑ぶり(大袈裟かも知れませんが、余りの人の多さに少々酸欠気味になったくらいです)を思い出して、正直今年は行こうか行くまいか迷っていましたが、ある噺家さんのブログに、現在の形での祭は今年で最後になると書かれていたので、「ならば出掛けてみるか」と、重い腰をあげた次第です。

去年と同様、山手線の日暮里駅から谷中霊園を抜けて、9時ちょうどに祭り会場の谷中「全生庵」に到着。もう既に長蛇の列が出来ていて、もう少しで不忍通りまで達しようかという勢いでした。

開場時刻の9時半には列が動き出して、意外にすんなりと境内に入ることが出来、今年は「福扇」を購入しようと思い、売り場へ行ったところが、こちらも長蛇の列ができていて、後方は墓地の中を蛇行して並んでいるのには驚きました。

無事に目的を果たして、本堂の前へ行くとちょうど実行委員長・柳亭市馬師の奉納落語「ガマの油」がスピーカーから流れていました。

扇子お焚き上げ・来賓の挨拶の後、開会宣言でお客さんがいっせいに動き始めましたが、まぁとにかく朝から境内は物凄い混雑ぶりで、上から眺めるとまさに「芋を洗う」状態でした。

祭り会場の様子
祭り会場の様子 posted by (C)Yongyi

大勢の人をかき分けながら、お気に入りの師匠を見つけてはサインをお願いしたり、芸人屋台を覗いて歩きまわり、今年も寄席文字の色紙を求めようと「橘会」のテントへ行き、自分と実家に2枚「寿」の文字を書いて頂きました。

芸人屋台の様子
芸人屋台の様子 posted by (C)Yongyi

その後も境内をぶらぶらしていましたが、やはり寄る年波には勝てぬのか、暑さで疲れてきたので、12時半過ぎ早々に帰宅の途につきました。

我々は疲れたらすぐ帰ることも出来ますが、噺家さん達はホント大変ですな。特に三三師や喬太郎師・菊之丞師や白酒師などには、サインを求める長蛇の列ができていて、ご本人も大粒の汗を書きながら対応されていましたが、帰ったり休んだりするわけにいきませんもんね。「人気者はつらいよ」と言ったところです。

さて、前述の通り今の形式での祭はこれで終わりと言うことですが、来年以降はどうなるのでしょう?今後の実行委員会の発表に注目です。

サイン色紙・福扇
サイン色紙・福扇 posted by (C)Yongyi

お盆休み初日2011/08/12 22:22

シネマまえばしにて
シネマまえばしにて posted by (C)Yongyi

今日からお盆休みに突入です。

空調のない東京のアパートで、暑さに耐えながら篭っていても、日がな一日パソコンばかり眺めていて仕方がないですし、お三度や洗濯の手間を省くため、そして来月に迫った「まえばし赤城山ヒルクライム」のトレーニングのために、早朝電車に乗って帰省しました。

武蔵野線から乗り換えなしで大宮駅まで行けて便利な「むさしの号」が若干遅れたため、高崎線の下り電車に乗り遅れて前途が危ぶまれましたが、予定よりも30分遅れで前橋に到着。

前橋でのお盆休み初日は、まず市内中心部にある映画館「シネマまえばし」で、足尾鐵道(わたらせ渓谷鐵道)100年記念として上映中の「喜劇 各駅停車(1965年:東京映画)」を観ること。

「シネマまえばし」は県外からの来場者には「たび割」サービスがあるので1回1,000円で楽しめます。

鉄分」が一般の人よりも若干多めの私が子供の頃、数年に1度の頻度でTVで放送されていて、その度に観たりカセットテープに音声を録音して(当時は家庭用VTRが普及していなかったので)繰り返し聞いていたため、今でもセリフの一言一句を覚えていますし、ケーブルテレビを契約していた数年前には「日本映画専門チャンネル」で放送されていたのをDVD録画したのですが、やはり大画面でもう一度観ておきたいと出かけたわけです。

さて映画は、旧国鉄足尾線を中心に、旧高崎第一機関区を舞台にしていて、鉄道マニアには堪らないシーンの連続ですし、出演者も主人公に森繁久彌・女房役に森光子・機関助手役に三木のり平・飲み屋の女将に岡田茉莉子・助役に山茶花究・名古屋章・左卜全などなど、往年の喜劇役者が勢揃いです。チョイ役で石井伊吉(現:毒蝮三太夫)が登場しているのも注目です。

2009年に森繁久彌氏が亡くなられた時に、追悼番組で放送されないものかと思っていましたが、結局実現しなかったですし、DVD化も当分見込みないですかね。

それはともかく、涼しい映画館でしばし懐かしい映画を楽しませてもらいました。「シネマまえばし」には帰省期間中もう1度映画を観に行く予定です。

まえばし赤城山ヒルクライム(下見5)2011/08/13 17:21

「第1回まえばし赤城山ヒルクライム」公式ウェブサイト

赤城山総合観光案内所前にて
赤城山総合観光案内所前にて posted by (C)Yongyi

お盆休み2日目は、予定通り赤城山ヒルクライムの下見を兼ねたトレーニングです。早いもので9月の大会まで1ヶ月を切りまして、寄席なんぞに出かけてトレーニングをサボって、ただでさえ練習量の少ない私としては、この機会に少しでも多く走っておこうと言うわけです。

前日友人Iから「早朝の涼しい時間帯に登った方が良いよ」とのアドバイスをもらったものの、結局いつもと同じ朝9時に前橋合同庁舎前をスタート。

ただ今朝は明け方薄曇りで日差しが弱かったのと、気温がやや低かったのが幸いして、途中でヘタることなく取り敢えず旧料金所まで45分で到着。ここで顔を洗ったり給水して少し休んだ後再スタート。

先月2度赤城山に登りました(先月18日にも赤城山に登っているのですが、記事にし忘れその後記憶が曖昧になってしまったので、略させて頂きます)が、その後は確か1回多摩湖まで行ったきりで、絶対的な練習量が少ないため、やはり今日も途中から速度がめっきり落ちてしまい、1番のカーブを通過したのが1時間12分ほど。

その後「赤城ふれあいの森」の「姫百合駐車場」で再び休憩。

ここから先は、いつもなら心理的に少し楽に走れるはずなのですが、今日はどうも調子が乗らずやっとこさ登っている感じ。

「一杯清水」を過ぎて60番のカーブを過ぎた頃、遅まきながらようやくエンジンが掛かったものの、時すでに遅しで結局ゴールまで2時間42分。休憩時間を除いても2時間24分。G.W.の下見で、休憩することなく2時間4分で走ったことがまるで嘘のようです。

流石にお盆休みと言うこともあってか、登っている最中もゴール地点にも多くの自転車を見かけました。中に1人お面をつけた自転車乗りが山から降りて来るのを見かけたので何だったのだろう?と思っていましたら、再び登っているとの噂をゴール地点で耳にして、暫く待っていたら本当にやって来ました。

初音ミク仕様のママチャリ
初音ミク仕様のママチャリ posted by (C)Yongyi

アニメの類にはとんと疎い私でも、「初音ミク」の名前くらいは知っていますが、まさかこの格好でしかもママチャリに乗って登ってくるとは思いませんでした。

ゴール地点にいた他のヒルクライマーの話によれば、各地の大会に出場されていて、相当な脚力の持ち主だそうで、実際この日のタイムは(確か)1時間32分とか!もぅ驚くほかありません。

私の様な貧脚が同じことをしても「ふざけんなコノヤロウ」と罵声を浴びるのが関の山ですが、実績のある方がやられているのですから、もぅ何とも言えませんっと言うより感心すること頻りでした。

ゴール地点では、いつも通りボリュームたっぷりのソフトクリームを賞味。

売店のおばちゃんが、一生懸命コルクボードに付箋を貼っているので何かと覗いたら、試走タイムの自己申告の数々でした。中には1時間を切っている人もいます。平均時速20km以上ですからどんな脚をしているのでしょうね?一度走りを見てみたいものです。

自己申告ボード
自己申告ボード posted by (C)Yongyi

カール・ベーム没後30年2011/08/14 22:56

ベーム/VPO NHKライブ
ベーム/VPO NHKライブ posted by (C)Yongyi

今日は、私がクラシック音楽を本格的に聴くきっかけとなった、マエストロ(巨匠)カール・ベーム(1894-1981)の命日。今年は没後30年にあたります。

もともと小学生の頃から、群響(群馬交響楽団)の移動音楽教室や、当時NHKで放送していた「おしゃべり音楽会(後に「音楽の広場」)を観てクラシック音楽には親しんでいまいたが、その頃は演奏時間の短いいわゆる「小品」が中心で、たまにベートーヴェンの「運命」の第一楽章や、ドヴォルザークの「新世界より」の第二楽章を聴く程度でした。

そして1981年の秋のある日、たまたま新聞のFM番組欄を眺めていたところ、J・シュトラウスIIの「美しく青きドナウ」の曲名が目に入ったのがきっかけで、演奏者も何も知らない状態で取り敢えず聴いたのが、「ベーム/ウィーン・フィル ライブin東京」と題されたマエストロの追悼特集番組でした。

この特集では、1975年にマエストロとウィーン・フィルのコンビが初来日した時の録音を放送し、確か「ドナウ」が放送されたのと同じ日だったと思いますが、放送されたのがJ・ブラームスの大曲「交響曲第1番」で、冒頭のティンパニーの連打を聴いて「世の中にこんなすごい曲があるのか!」と感動し、以前にも増してクラシック音楽を聴くようになりました。

マエストロの演奏は、同時代のヘルベルト・フォン・カラヤンのような華麗さはなく、どちらかと言えば無骨なものと言えますが、逆にそれが私には好ましく思え、前述の特集番組以降「指揮者と言えばカール・ベーム」の刷り込みが出来上がって、少ない小遣いを工面してはレコードを買い集めました。

今日の記事を書くに当たり、実家の押入れに保管してあるレコードを引っ張り出しましたが、懐かしいジャケットを眺めて暫く手が止まってしまいました。中には1回も針を落としていなかったり、購入したことすら忘れていた盤がいくつも出てきました。

レコードプレーヤーも実家の押入れに入れてしまって、なかなかLPレコードを聴くことが出来ないですが、涼しくなった頃にでももう一度コンポを組んで、盤に針を落としてみますかね。

懐かしいLPジャケット
懐かしいLPジャケット posted by (C)Yongyi

まえばし赤城山ヒルクライム(下見6)2011/08/15 15:36

「第1回まえばし赤城山ヒルクライム」公式ウェブサイト

サイクルスタンド
サイクルスタンド posted by (C)Yongyi

今日は終戦記念日。いつもの年であればTBSラジオで秋山ちえ子先生の「かわいそうなぞう」の朗読を聴くのが恒例行事になっていますが、今日は一昨日に引き続いて赤城山へ下見を兼ねたトレーニング。

今日は朝から強い日差しが降り注いでいる中、出来る限り休まずに登ろうと頑張りましたが、やはりこの暑さで参ってしまい、「姫百合駐車場」で小休止。トイレ横にある水道水の冷たさが何とも言えませんでした。

その後は木陰と高原の風が天然の涼になり、スローペースながらもなんとか休まずゴールに辿り着くことが出来ました。タイムは一昨日よりも少し短縮して、休憩時間を含んで2時間26分ほど。休憩時間を除くと2時間18分。

明日は休養日(休みの方が多いですが)で、明後日しつこく登る予定ですが、次回こそは全行程休まずに登りたいものです。(あわよくば2時間を切りたいところですが、これは相当難しいでしょうな)

ゴール地点で休みながら、他のヒルクライマーの会話を聞いているとすごいですな。「旧料金所まではアウターで」とか「25Tつけているけど使うのは23Tまで。立ち漕ぎは21Tか19T」などと、貧脚の私からすればまるで異次元の話です。

まぁ私はマイペースで黙々と登りましょう。でもってささやかな願いですが、やはり2時間は切りたいなぁ…

ところで、今日も「初音ミク」さんに会いました。実戦を意識してか、今日はルイガノのミニベロで登っていました。

ゴール地点で子供たちがまとわりついているのが笑えました。

赤城山総合観光案内所にて
赤城山総合観光案内所にて posted by (C)Yongyi

ショッピングモールへ行く2011/08/16 23:37

パワーモール前橋みなみ入口
パワーモール前橋みなみ入口 posted by (C)Yongyi

今日はトレーニングなし日。朝からラジオを聴きながらゴロゴロして過ごしていました。

昼食は、両親を連れて友人から聞いたイタリアン料理の食べ放題の店「パルティーレ前橋三俣店」へ行きました。

まぁ食べ放題と言っても、40も半ば近くになれば、若い頃の様に「馬の様に」食べられるものではありませんが、それでも焼きたてのピザや茹でたてのパスタが出てくると、ついつい皿に盛りつけてしまいますな。明日予定のトレーニングに備えた「カーボ・ローディング」のつもりで、チョット多めに食べてしまいました。

食後はドライブがてらこのところ地元で話題になっている「コストコ」(8月26日開店予定)があるショッピングモール「パワーモール前橋みなみ」へ話のタネに行ってみました。

それにしてもここ15年くらいの間にこの種の郊外型ショッピングモールがあちこち増えたものです。

今日初めて訪ねた「パワーモール―」も端が見えないくらい広大な駐車場と巨大な店舗で、店内を歩くだけでも疲れてしまいます。これでまだこの冬にかけて新しい店舗が増えるというのですから、末恐ろしいと言いますか…

広大な駐車場
広大な駐車場 posted by (C)Yongyi

両親も「コストコ」のオープンは気にはなっているようですが、現実問題年寄りの2人暮らしなので、年会費を払って大量の食材を購入しても、持て余すことは目に見えていると話していました。

こういう人間がいる一方で、新しもの好きの群馬県民の多くはオープンを心待ちにしているでしょうね。北関東自動車道・前橋南インターのすぐそばですから、オープンから暫くは「コストコ渋滞」は必至でしょう。

コストコ
コストコ posted by (C)Yongyi

郊外に新しいお店がドンドン出店する一方で、前橋の市内中心部は空洞化現象が酷くて、帰省するたびに昔あったお店が店を畳んだり更地になったりで、ホント悲しいほど寂しい状態です。

この流れを何とか食い止めようと市や商店街の皆さんは必死に頑張っているようですが、マイカーへの依存度が高い土地柄ですから、今のところはどうにもならないんでしょうかね。

ただ、車を運転できる元気なうちは郊外のショッピングモールも良いでしょうが、将来高齢化が進んで、買い出しに出かけるのにも往生する人が増えてきた時、果たして現在のような田んぼの真中にある郊外型商業施設が、果たして便利と言えるでしょうか?その頃には歩いて行ける身近な場所の商店街はみんな廃れて、存在しているかも怪しいですがね。

たぶん将来は、山間部等で見られる移動販売車による行商が流行るんじゃないか?そんなことを考えながらショッピングモールを後にしました。

まえばし赤城山ヒルクライム(下見7)2011/08/17 16:43

「第1回まえばし赤城山ヒルクライム」公式ウェブサイト

赤城山総合観光案内所にて
赤城山総合観光案内所にて posted by (C)Yongyi

世間ではお盆休みも終わって、今日から日常に復帰された方も多いかと思いますが、私が務める会社は節電対策のため日曜日まで休みです。でもって今日も今日とていそいそと赤城山へトレーニングに出かけました。

流石に自転車乗りの姿はめっきり減りましたが、それでもまだ会社が休みの方や、学生さんでしょうかね?涼しい顔でスイスイ登ってゆく若いお兄ちゃんを見かけました。

今日は一昨日のゴール地点で聞くとはなしに聞いた強者のトレーニング方法、すなわち「旧料金所まではアウターで」と「25Tは残してそれ以下のギアで登る」を真似してみました。

前者については無理かなと思ったのですが、思いの外走れる感じで、実際旧料金所までアウターだけで走りきり、一昨日と同じタイム(42分)で通過。

後者についても頑張ってはみたのですが、重いギアを踏み続けるほどの体力がなく、「一杯清水」で諦めて25Tを選択しました。

結局これが最後まで響いてゴールに辿り着いたのが、スタートから2時間25分。今日は途中一回も休まずに登りましたが、前回・前々回よりもタイムが落ちて、残念な結果になってしまいました。

大会当日は周りに惑わされず、マイペースで頑張ろうと思います。

ゴール地点はやはり自転車乗りの姿は少なく、また山越えに吹く風はどことなく秋の気配が感じられました。

取り敢えずお盆休み中のトレーニングはこれにて終了。未定ですが9月の大会前に、会社で節電対策として3日間休むことが決定したら、もう1回登ってから大会に望みたいですね。

東京に戻ったら少し走りこみをしましょう。

赤城山総合観光案内所にて
赤城山総合観光案内所にて posted by (C)Yongyi

「東京物語」を観る2011/08/18 20:32

シネマまえばし入り口
シネマまえばし入り口 posted by (C)Yongyi

早いもので帰省して1週間が経ちました。

赤城山へ3度も登ったし、空調の効いた実家でノンビリとさせてもらって、明日は東京へUターンですが、最後に1つ、帰省初日にも訪ねた「シネマまえばし」で上映中の「東京物語」(1953年:松竹大船)を観るため、朝一番にママチャリに乗って出かけてきました。

「東京物語」は今更言うまでもなく、名匠:小津安二郎監督の代表作のみならず、日本が世界に誇る映画作品の1つです。(作品概要はこちら

私がこの作品を初めて観たのはいつだったでしょう?生誕90周年の1993年に、渋谷で開催された東京国際映画祭における記念上映で、英語字幕付で上映された時には、すでに全体のストーリを知っていたので、20歳代の始め頃には数回観ていたでしょう。その後も映画館だけでなくTV・DVDで繰り返し観て、今では個々の場面やセリフを覚えてしまった程ですが、先日の「喜劇各駅停車」と同様、大画面であらためて観たいと思い出かけた次第です。

それにしても映画館で観るのと、家庭でDVDなどで観るのとでは印象がガラリと変わりますね。映画館独特の空間がそう感じさせるのかも知れません。

若い頃は評論家気取りではありませんが、やれ小津作品独特の様式美だの、台詞だのと細かいことばかり気にして観ていましたが、今日は今まで何気なく観ていたアパートでの紀子(原節子)ととみ(東山千栄子)の会話に、不覚にも目が潤んでしまいました。久しぶりの鑑賞で私も歳をとったからでしょうか。

いずれにしても「小津作品のある国に生まれてよかったなぁ」と、しみじみ感じた2時間余りでした。

12時45分終映。昼食は「シネマまえばし」から馬場川沿いに西に少し行った所にある、以前から気になっていた洋食屋「西洋亭・市」。

西洋亭・市
西洋亭・市 posted by (C)Yongyi

こちらは「ソースカツ丼」発祥の地の1つと言われています(諸説あり)。もちろん注文したのは元祖ソースカツ丼(味噌汁・お新香付650円)。

元祖ソースカツ丼
元祖ソースカツ丼 posted by (C)Yongyi

程なく運ばれて来たソースカツ丼は、見た目が薄くて最初はハムカツか?と思ってしまうほどでしたが、後で知ったのですが薄い肉が何層か重なっているそうですね。

量が適度で、大変おいしゅうございました。

帰宅後はのんびりUターンの準備にとりかかりました。