東京半日ツアーに参加する ― 2010/12/25 20:54
ご存知の通り、近年日本を訪れる中国人観光客が増え、銀座や秋葉原などの商店街では中国人向け誘致の対応がなされています。(デパートの入口等で「银联」の文字やステッカー(上の写真)をご覧になった方も多いかと思います)
そんな中、今年の夏に地下鉄の駅で「外国語バスツアー」のパンフレットが目に留まり、持ち前の野次馬根性で外国語バスツアーの実態を知りたくなったのと、「自分の語学力を確認してみたい日本の方に」のおすすめ文句につられ、参加してみようかなと思いつつ、その時は忘れてしまいましたが、先日部屋を片付けている時にそのパンフレットが出てきて、何を思ったか衝動的にはとバスの予約センターに申し込みをしました。

中文導遊東京之旅 posted by (C)Yongyi
参加したツアーは「東京半日コース」。朝9時に浜松町のバスターミナルを出発し、皇居前広場を散策した後、浅草へ向かうバスの車内から秋葉原を眺めて、最後に浅草寺を参拝するもの。時間にして2時間半、料金は1800円と手頃です。
今日の参加者は30人弱。日本人は私ともう一人中国語の堪能な初老の男性(会社関係の中国人8人程度を引き連れていました)、それに台湾に12年間暮らしていた経験があると言う日本人女性のガイドさん。私が言うのもおこがましいですが、さすがに流暢な中国語をお喋りになります。
出発前に、昼食を希望するツアー参加者にメニューの確認をしていて、「生鱼片」(お刺身)が食べられるかを訪ねていたのは聞いていて分かったのですが、「pángxiè」と言う単語が聞いても分からず、「pánxiè」だと勝手に思い込んで、持ってきた辞書を一生懸命ひいても結局分らずじまいでした。(あとで初老の男性に聞いたら正解は螃蟹:カニ。カニアレルギーの人がいるかを確認していた様です)まだまだ知っている語彙が少なくてダメですね。
定刻に浜松町を出発。ガイドさんは時折冗談を交えながら、名所を次々に紹介してゆきます。流暢な中国語と併せて、沿道の事物を正確に紹介しなくてはいけないのですから、ガイドさんは大変な仕事だと思います。(一方で2007年春に上海から来日した友達を案内した時の私のガイドは全然ダメダメでした)
皇居・二重橋前を訪ねるのは20数年ぶり。観光ツアーにでも参加しなければ、なかなか来ないところですね。皇居前広場には、先日の天皇誕生日の記帳所として使われていたテントや仮設トイレが片付けられずに残っていました。今度は正月の一般参賀の時に使うのでしょう。

二重橋にて記念撮影 posted by (C)Yongyi
皇居を出発し、永代通り・中央通りを走って日本橋を渡り、神田・万世橋を過ぎて秋葉原を通過。この周辺の案内は予想通り「コスプレ」と「メイドカフェ」の話題。「コスプレ」は中国でも「cosplay」で通じる(丁度NHKラジオ講座のテキストの最新号にコスプレの話題が出ていました)のですが、「メイドカフェ」は「女仆咖啡厅」(nǚpùkāfēitīng:下女・女中カフェ)と表現していてなるほどと思いました。決まり文句の「ご主人様お帰りなさいませ」は「大爷,回来了!」(dàyé,huílaile!)だそうです。
バスは秋葉原から上野駅を通過。浅草通りに入ると浅草寺の由来などを紹介していたようです。何年建立とか、一束100円の線香の煙を浴びて健康を祈るとか、本堂に行く前に手を清める作法とか、日本人の習慣としてお賽銭は5円玉を投げ入れるなどの紹介が何となく分かった程度。あとはチンプンカンプンでした。
仲見世商店街は早くも正月を迎える準備が整っていて、いかにも日本の正月らしい雰囲気が漂っていてなかなか良かったです。

仲見世商店街 posted by (C)Yongyi
常香炉で煙を浴び、手を清めて本堂でお祈りをしたのち、仲見世商店街で帰省土産の人形焼を購入して、雷門で参加者全員が集合して時間になったので、ツアー客の皆さんとはここでお別れをしました。
前述の通り、今回は残念ながら自分の語学力の無さを再確認したツアーでしたが、それでもたまには中国語の勉強を兼ねて、お上りさん気分を味わうためにまた参加してみるのも良いかな?と思った半日ツアーでした。

雷門にて posted by (C)Yongyi
進化しているラジオ講座 ― 2010/12/23 17:54
トレーニングから帰って来て、一風呂浴びて汗を流したり、衣服を洗濯しながらNHKラジオの「アンコール まいにち中国語」を聴いていたら、練習会話の中に「真酷!」と言う言葉が聞こえました。
「酷(kù)」は音から英語の「cool」に通じ、カッコイイと言う意味の若者言葉です。一昔前のテキストなら「真好看!」とでも紹介されていたでしょうが、最近の中国語講座もこの手の言葉を教えているんですね。
ラジオ講座(特に入門編)なんて、何年経っても同じような内容の繰り返しだろうと思っていただけに、聴いてビックリしました。
下饺子 ― 2010/12/06 19:52
谷保・国立へ行く ― 2010/08/01 16:27
北京ひとり旅(最終日) ― 2010/07/09 22:25
北京ひとり旅(4日目) ― 2010/07/08 00:15
北京ひとり旅(2日目) ― 2010/07/06 08:49
北京ひとり旅(1日目) ― 2010/07/05 00:49
中国語教室を覗いてみる ― 2010/07/04 20:24
亀山房代さん死去 ― 2009/11/25 22:07
先日の森繁久彌氏に続いて、先週末は「ターキー」こと水の江瀧子女史の死去。そして今日はタレントの亀山房代さんの訃報が飛び込んできました。
関東地方の人にはあまりおなじみではないタレントさんかも知れませんが(かく言う私も、土曜昼のNHK「バラエティー生活笑百科」に「里見まさと・亀山房代」のコンビで登場するのを見るまでは全く未知の人でしたが)、たまたま中国語を勉強し始めた2004年当時、毎週観ていたNHK教育テレビの「中国語会話」の生徒役が亀山さんだったので、一緒に勉強をしていた同学(クラスメイト)を失ったような感じがしています。
しかも今回の報道で知って驚いたのは、私より年上のおばちゃん(故人に失礼!)とばかり思っていたら、逆に1歳若い人だったと言うこと。お子さんもまだ小さいでしょうに、あまりにも早い死去にご遺族はさぞかしおちから落としのことと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。
写真は2004年の夏に練馬で開催された「日中カラオケコンクール」のワンシーンです。このイベントに参加した亀山さん(写真右端)はテレサ・テンのヒット曲「甜密密」を歌っていたのを懐かしく思い出します。合掌。
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