「東京物語」を観る2011/08/18 20:32

シネマまえばし入り口
シネマまえばし入り口 posted by (C)Yongyi

早いもので帰省して1週間が経ちました。

赤城山へ3度も登ったし、空調の効いた実家でノンビリとさせてもらって、明日は東京へUターンですが、最後に1つ、帰省初日にも訪ねた「シネマまえばし」で上映中の「東京物語」(1953年:松竹大船)を観るため、朝一番にママチャリに乗って出かけてきました。

「東京物語」は今更言うまでもなく、名匠:小津安二郎監督の代表作のみならず、日本が世界に誇る映画作品の1つです。(作品概要はこちら

私がこの作品を初めて観たのはいつだったでしょう?生誕90周年の1993年に、渋谷で開催された東京国際映画祭における記念上映で、英語字幕付で上映された時には、すでに全体のストーリを知っていたので、20歳代の始め頃には数回観ていたでしょう。その後も映画館だけでなくTV・DVDで繰り返し観て、今では個々の場面やセリフを覚えてしまった程ですが、先日の「喜劇各駅停車」と同様、大画面であらためて観たいと思い出かけた次第です。

それにしても映画館で観るのと、家庭でDVDなどで観るのとでは印象がガラリと変わりますね。映画館独特の空間がそう感じさせるのかも知れません。

若い頃は評論家気取りではありませんが、やれ小津作品独特の様式美だの、台詞だのと細かいことばかり気にして観ていましたが、今日は今まで何気なく観ていたアパートでの紀子(原節子)ととみ(東山千栄子)の会話に、不覚にも目が潤んでしまいました。久しぶりの鑑賞で私も歳をとったからでしょうか。

いずれにしても「小津作品のある国に生まれてよかったなぁ」と、しみじみ感じた2時間余りでした。

12時45分終映。昼食は「シネマまえばし」から馬場川沿いに西に少し行った所にある、以前から気になっていた洋食屋「西洋亭・市」。

西洋亭・市
西洋亭・市 posted by (C)Yongyi

こちらは「ソースカツ丼」発祥の地の1つと言われています(諸説あり)。もちろん注文したのは元祖ソースカツ丼(味噌汁・お新香付650円)。

元祖ソースカツ丼
元祖ソースカツ丼 posted by (C)Yongyi

程なく運ばれて来たソースカツ丼は、見た目が薄くて最初はハムカツか?と思ってしまうほどでしたが、後で知ったのですが薄い肉が何層か重なっているそうですね。

量が適度で、大変おいしゅうございました。

帰宅後はのんびりUターンの準備にとりかかりました。

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