北京ひとり旅(2日目) ― 2010/07/06 08:49


司馬台長城遠望

 現地時間4:20(日本時間5:20)起床。カーテンを開けると日の出直前。明日もう少し早く起ることができたら、天安門広場で毎朝行われている国旗掲揚式でも見にゆこうかな。
6時に朝食。長城を歩いて体力を消費することを想定して、少々多めに食べ、6時半にカメラを担いでホテルを出ました。

 ホテルの車寄せにタクシーはなく、ホテル前の歩道にいかにも客待ちと思われる運転手が数人いたので彼らに声をかけ、朝青龍に似た顔の運転手と交渉がまとまり司馬台へ向け出発。

 途中ガソリンスタンドで燃料補給。運転手に尋ねると北京のタクシーは日本とは違いガソリンで走っているとのこと。(以前は天然ガスで走っている車もあったが、今はないとのこと)

 運転手に尋ねると、普通の観光客は八達嶺長城か慕田峪長城に行くそうで、運転手自身も司馬台まで来るのは初めてとか。確かに走行中に(おそらく事務所か仲間に)電話をして道順を確認していたのをふと思い出しました。

 北四環路から京承高速路に入り、約120km走った司馬台ICで降り、ここから一般道を更に5km走ると目指す目的地です。

 ところが看板に従いをしばらく走ったところ、突然道が閉鎖されて、交通整理のおじさんに停められました。運転手曰く、司馬台長城は改修工事のため現在閉鎖中で、早くて2年後にリニューアルオープンするとのこと。(確かに私の他に観光客らしい車は見当たりませんでしたし、ホテルに戻ってWebサイトを調べたらしばらく営業停止とデカデカと書いてありました)

道路閉鎖で引き返す

 今回の北京旅行で一番楽しみにしていた場所がよりによって閉鎖中とは。なんともタイミングが悪く本当にガッカリしました。

 仕方が無いので、長城が見える場所から何枚か写真を撮り、運転手が買ってくれた甘い緑茶を飲みながら再び北京市郊外へ戻り、2年前にも尋ねた798芸術区へ向かうことにしました。

 往復約300km走りもうすぐ798芸術区と言うところで、運転手が「車が壊れた」と言い、メーターパネルを指さすので、何かと覗いたらバッテリーの赤ランプが点灯していました。私も自分の車で経験があるので、オルタネーターが発電していない事はすぐわかり、798芸術区に到着したところで、「すぐに修理に出したいから、ここからホテルまではタクシーを拾って帰ってくれ」と言われ、仕方なくタクシーを降りることにしました。踏んだり蹴ったりですが、運転手が「長城の件は本当に申し訳ない」と詫びていたので、まぁこれも旅の経験と思いよしとしました。

798芸術区にて

 前回798芸術区を訪れた時は真冬で家族を連れていたので、あまりあちこち歩きまわることは出来ませんでしたが、今回は真夏の気ままなひとり旅。暑さを耐えながらものんびり見学をして回りました。

 12時になりZ老師に電話をかけ、夕方の待ち合わせ場所と詳細時間を確認してから、タクシーを拾い東直門の地下鉄駅まで行き、地下鉄でホテルに戻ることにしました。

 地下鉄の駅の入り口で手荷物の検査を求められたのと、切符がICカードになっていたのには驚きました。(切符を購入する手順が最初分からず、券売機の前でしばらく悩んでしまいました)

ICカード式の乗車券

 システムが変わっても相変わらずなのは、駅員の無愛想な態度。2号線はどこかと訪ねても、黙ってあごで指示すのは昔のままです。

 2号線から雍和宮駅で5号線に乗換え、ホテル最寄の灯市口駅で下車。昼飯場所を探しながら、暑い中ぶらぶら歩いていましたが、このままホテルに戻ったら、そのまま寝てしまうかも知れないと思い、あえてホテルの前を通過。老舎故居(記念館)を訪ねることにしました。

 金魚胡同から王府井大街を北に曲がり、王府井教会で写真を撮り、ガイドブックに従い灯市口西街を歩いて目的の老舎故居を探しましたが、なかなか見つからず、そうこうしているうち食堂が目に入ったのでここで昼食。前日に引き続き牛肉面を注文しました。(8元:約120円)

牛肉面

 食後再び老舎故居を探して回り、同じ場所を3度歩いてようやく「老舎記念館」の看板に気が付きました。

 北京の伝統的な「四合院」造りの記念館で、入り口に立って写真を撮っていると、他に見学者もいなくて暇を持て余していたのか、説明係のおじさんが「参観ですか?」と声をかけてきて、有無を言わさず中に案内され、老舎婦人の書が掛けられた「五彩小木影壁」などを説明してくれました。

 「胡同のひまわり」などの映画で「四合院」は観たことがありますが、実際に中に入るのはこれが初めて。外の喧騒をしばし忘れさせてくれる静かな記念館でした。

老舎故居にて

 おじさんに参観記念に一言書いてくれと促されて、文法的に正しいのかあまり自信はありませんでしたが、中国語でひとこと書かせていただきました。

 ホテルに戻り、シャワーを浴び汗を流してから写真の整理。それが済んでベッドに横になると、いつの間にか眠ってしまいました。

 6時半にZ老師と約束した場所へ行くため、手土産を持ってホテルを出て地下鉄1号線で国貿駅へ。ちょうど会社の引け時と重なって地下鉄はものすごい混雑でしたが、携帯電話でやりとりしながら、無事落ち合うことが出来ました。

 2年ぶりに会い、お互いの近況報告や北京のおすすめの観光スポット・日本へのお土産の紹介をしてもらい、10時過ぎにまた機会があったら再開しましょうと言って分かれました。

 ホテルに戻って一息つくと、昼間の疲れで夕食時に飲んだビールの酔いが一気に回ってきて、メールチェックやネットサーフィンもそこそこに、早々に寝てしまいました。
(7月7日の朝に記す)

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