前橋で「小三治」を観る ― 2011/01/09 14:23
この3連休は、昨年末にタキザワに制作を依頼していた新しいロードバイクの納車と併せて、ちょうど連休の中日が9日で、故郷前橋では恒例の前橋初市まつりが開催されることから、27年ぶりにまつりの様子を撮ろうと帰省をしていました。
帰省中に他に何か面白いモノはないかと、ネットサーフィンで探していたら、「シネマまえばし」なる映画館でドキュメンタリー映画「小三治」を上映していることが分かり、未だに作品を観ていなかったので9日の朝映画館へ出かけてきました。前橋で映画を観るのは小学校6年生の時にたしか前橋文映で「コンボイ」を観て以来、32年ぶりではないかと思います。
「シネマまえばし」は2009年にオープンしたいわゆる「名画座」で、昨今のシネコンに対抗して、いろいろマニア好みの企画を立てて、過去の名作を上映しているようです。
過去には映画史に残る名作「戦艦ポチョムキン」やカルトな人気を誇る「幕末太陽傳」や、オペレッタ時代劇「鴛鴦歌合戦」などが上映されていたようです。今月はフェリーニ特集・ドキュメンタリー映画特集として、今回の「小三治」が掛けられていました。

シネマまえばし入り口 posted by (C)Yongyi
映画館の入り口はオシャレな造りになっていて、映画関連の書籍や写真集、絵本やお菓子などが置かれていて、一瞬雑貨屋さんかと勘違いしてしまいますが、奥の入場券売場周辺には古い映画ポスターなどが架けられて、いかにも名画座と言った雰囲気に溢れていました。
料金は一般1300円と封切館に比べてお安くなっていますし、面白かったのは「たび割」と称して県外から観に来たお客は、証明となる物を提出すれば1000円で観られること。あいにく気がつくのが遅かったので、割引は適用されませんでしたが、次回利用する時は定期券なり持参して来場したいと思います。
10時半に上映開始。定員56名の場内にお客の入りは10名程度。隣の客を意識せずゆったりと大画面を見られるのは良いのですが、経営的にはどうなんでしょうね?前日のニュースでミニシアターの「シネセゾン渋谷」が閉館すると報じていただけに、チョット心配しています。
映画の内容は、かつてNHKで放送していた「プロフェッショナル」に近い物がありますが、脳科学者やアナウンサーのインタビューとのやり取りがないだけ良かったと思います。兄弟弟子の入船亭扇橋師匠とのやり取り、旅先でくつろいでいるシーンは観ていてほのぼのとし「私も年をとったら、こんな風に気のおけない友人とのんびり旅ができたら良いな」と思いました。
芸論については、前述の「プロフェッショナル」や2008年の2月に放送されたTBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」のゲストコーナーで語られていた以上に厳しく、映画の中ではもっと苦悩し己と戦っている様子が描かれていて観応えがあり、観終わった後にはまた師匠の高座を聴きに行きたいと思わずにはいられません。
ただ、いざ小三治師の高座を聴きに行こうとなると、現実的には気力・体力勝負のところがあって、年に2・3回聴くのがやっとなんですがね。(とにかくチケットを買うまでの行列は異常です)
終映後、街の中心部・中央通りアーケード街にある、子供の頃から気になっていたラーメン屋「新井屋」で中華そば(500円)を食べ、デジカメ一眼を取りに一旦実家に戻りました。

新井屋の中華そば posted by (C)Yongyi
(1月10日朝・高崎発上りの電車内で記す)
27年ぶりの初市まつり ― 2011/01/09 17:12

大きなだるまさん posted by (C)Yongyi
午前中映画を観た後、一旦実家に戻りデジカメ一眼を担いで再び市内中心部へ。
初市まつりに出掛けて撮影するのは、高校生の時以来ですから27年ぶりになりますが、本町通り(国道50号線)には昔と変わらない風景、人々の様子が展開されていて、非常に懐かしい気持ちでシャッターを押し続けました。
中学・高校生の頃は、限られた小遣いでフィルム代や現像代を気にしながら撮影していましたが、さすがにデジカメ時代になると違いますな。もぅバシバシ撮りまくって、気がつけばなんだかんだ500枚近く撮影して、メディアがいっぱいになっていました。
そのうちのホンの一部を「フォト蔵」さんにアップしました。お時間がありましたらぜひご笑覧下さい。(写真をクリックすると、「フォト蔵」さんに移動します)

本町通りの様子 posted by (C)Yongyi
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