冬の屋形船クルーズ ― 2011/01/19 18:33
今朝五反田駅を降りると、駅頭で印袢纏を着たお兄さんがチラシを配っていました。
おおかた居酒屋でもオープンしたんだろうと、そのまま通りすぎようとしましたが、お兄さんの手元をよく見るとチラシと一緒にマスクも配っていました。
この時期ポケットティッシュやマスクはいくらあっても困らないので有り難くいただいて、チラシは職場のゴミ箱に捨てようと、会社へ持って行って自席であらためてチラシに目を通したところ、居酒屋ではなく屋形船クルーズのチラシでした。
屋形船に乗船したのはかれこれ20年前、バブル華やかなりし頃に、会社の暑気払いで、芝浦の船宿から乗ったことがあるのですが、なかなか情緒があって楽しかった思い出があります。この時にもらった団扇は今でも記念に持っていて、愛車Countrymanの手動のクーラーに役立っています。
冬場に屋形船とはどんな感じなんでしょうかね?まぁ今の屋形船は冷暖房完備の快適な船室になっていますから、季節は関係ないのかも知れませんが。
ところで冬の屋形船で思い浮かべるのが、落語の「夢金」。雪の降る夜に屋形船に乗り合わせた浪人と娘、そしてお金のことしか頭にない船頭・熊の三人が繰り広げるサスペンスものです。
始めてこの噺を聞いた時、果たしてこの船頭は金に目が眩んで浪人と共に悪事を働いてしまうのか?とドキドキしながら聴いた覚えがあります。
往年の名人・上手の録音でしかこの噺を聴いたことがないのですが、いつか実演に接してみたいものです。
っと、今朝もらったチラシを見ながら、つらつらと書き綴ってみました。
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