パンデミック(世界的流行)2008/01/11 22:30

瑠璃厰近くの胡同(路地裏)にて 2005年晩秋

昨年の暮れ、中国・南京で鳥インフルエンザ感染のニュースが報じられてから、ずっと気にし続けていましたが、夕べのニュースでとうとう「人から人」への感染が確認されたと発表され、来週末に北京へ遊びに行く予定にしている者としては、正直心配な今日この頃ではあります。

中国政府の発表は「型が変化したものではない」とのことですが、とても額面通りには受け取れないですね。せめてWHOが公式発表でもしてくれればなぁと思います。

しかし現代の人や物の流れを考えると、南京は中国最大の貿易都市・上海に近く、日本との行き来も盛んですから、仮にかの地で最悪の事態が発生したら、日本にもすぐ影響が及ぶでしょうし、世界中にもあっという間に蔓延してしまうことでしょう。

夜の公共放送のニュースでは、新型ウィルスが発生したら世界で1億人が死亡するでしょうと話していましたが、それでは日本の医療体制は?と言うと、都内のある地域の医師に万一の際の協力を要請したところ、6割の医師が「自分や家族が感染したくないから協力出来ない」と回答したとの事…まぁ医者も人間ですから、気持ちは分からないでもないですが、こうなりますともしもの時、我々はもぅ諦めるしかなさそうですな。

だいぶ前に確かラジオで聞いたと記憶していますが、自然界には個体数が過剰に増えた時に、数を調整する機能が備わっているのだそうで、前世紀はじめのスペイン風邪や、その後のホンコン風邪、ソ連風邪などがそれにあたり、おおよそ30年周期で巡ってくるのだそうです。もしその説が正しければ、今度新型ウィウスが発生すれば、それは増えすぎた人類に対する自然界の調整機能の一つとも考えられます。

さて、写真は2005年の晩秋に北京の胡同(路地裏)で撮影した黒板。下から2行目に「禽流感」とあるのが、「鳥インフルエンザ」のことを示していて、「鳥インフルエンザを予防する事は、各公民の責任です。市区内で鶏や鴨を飼うべからず」と書かれてあります。たぶん今度出かけた時も、あちこちでこの手の看板を見かける事でしょう。

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