北京ひとり旅(3日目)2010/07/07 01:02


国家スタジアム(鳥の巣)

 北京3日目の今日は曇り空。今日は北京市の少し外側の観光スポットを歩いてみることにしました。

 現地時間8時少し過ぎにホテルを出発。一昨日41℃、昨日39℃の天気が続いていたので、今朝はかなり涼しく感じました。(実際今朝の気温は27℃程度、日中の最高気温も30℃でした)

 地下鉄5号線の灯市口駅から、10号線・8号線を乗り継いで、9時ちょうどにオリンピックスタジアムの最寄り駅:奥林匹克中心駅に到着。

 2年前の冬に訪れたときは、工事現場の塀の隙間から覗くしかありませんでしたが、今日は入場券(50元)を払って場内に入りました。

 北京オリンピック開会式等の中継映像では、フィールドや客席が無数の人々で埋め尽くされていたためでしょうか、相当巨大な施設をイメージしていましたが、空席ばかりの客席や何も行っていないフィールドを見て、意外に小さく感じました。

 それよりも面白かったのは、会場内にある歴代オリンピック委員会会長の蝋人形館。中でも一番人気だったのが、北京でのオリンピック開催を決定した時のサマランチ会長で、見学者の中には25元を支払い、蝋人形の隣に用意された椅子に腰掛けて記念撮影をしている人もいました。

サマランチ前会長の蝋人形

 隣の記念品コーナーには、オリンピックやスタジアムに関連したグッズが陳列されていました。お菓子類でもあれば、会社への土産(ばら撒き菓子)に良いなと思ったのですが、残念ながら食品類は扱っていませんでした。

 約1時間ほどぶらぶら歩いて、地下鉄8号線:奥林匹克公園駅から、10号線・4号線を乗り継いで次の目的地「圓明園」へ行きました。

 以前立川の中国語教室でお世話になったS老師や、昨日のZ老師もぜひ一度見物してみろと言われて出かけた次第です。ちょうど蓮の花が咲いていて多くのアマチュアカメラマンが撮影をしていたり、蓮にちなんだ絵画の展覧会が開かれていたりしていました。とにかく広い庭園で、歩き疲れて途中から遊覧車に乗っては園内を移動しました。

圓明園にて

 西洋楼遺址区は、アヘン戦争の際に外国勢に壊された廃墟が中心ですが、修復された「黄花陣」と呼ばれる迷宮は、巨大迷路状の構造で多くの観光客で賑わっていました。

黄花陣にて

 またこの「黄花陣」の前には、「福」の漢字を来場者に書いてもらい、その数をギネスブックに申請するイベントが行われていて、巨大な巻き紙に数多くの「福」の字が書かれていました。(私は字が下手なので遠慮しました)

ギネスに挑戦

 1時間半ほど園内を見物して地下鉄の駅に戻り、昼食のため国家図書館駅で下車。ここから南に歩いて、増光路にある「海碗居總店」でお約束の「炸醤面」を食することに。

 いざお店の前まで来てみると、多くの工事関係者が昼休みをしているので、もしかしたらお店の改修工事で休みかと一瞬不安になりましたが、歩道の工事をしている最中で、お店の入り口には「正常営業」と張り紙がしてありました。

海碗居の店先

 元気のよい店員さんに案内されて店内に入ると、13時を過ぎているのである程度空いているかと思ったら、満員のお客さんで賑わってビックリ。

 注文はもちろん「炸醤面」(16元:240円先払い)味はやはり肉味噌がちょっと塩辛く感じましたが、美味しいことには変わりありません。

海碗居にて

 満足して店の外へ出て、地下鉄2号線阜成門駅までタクシーで移動。地下鉄に乗って和平門駅で下車。印章を作ってもらうため、5年前にも訪ねたことのある瑠璃廠の栄宝斎へ行きました。

 印章を注文してから出来上がるまでの間、瑠璃廠の街中をぶらぶらしていたところ、一軒の骨董屋から片言の日本語で話しかけられ、ちょっと反応したところ、すかさず「これはどうだあれはどうだ」と執拗に骨董品を薦められ、結局安い毛沢東グッズで勘弁してもらいました。

 こんな時「随便看看(見てるだけ)」の言葉がとっさに思い出せなかったのが未だに悔やまれますが、相手もなんとか日本人観光客を捕まえようと、必死に日本語を勉強しています。押し売りからは逃れることが出来たのですが、その後日本語をいろいろ教えてくれと、店主のおばさんからせがまれて、30分くらい日本語を教える羽目になりました。(まぁ一緒にいた娘さんが可愛かったので良しとしましょう←何だそりゃ)

瑠璃廠の骨董屋にて

 再び栄宝斎に戻り、完成したばかりの印章を受け取って、次の目的地の前門まで、胡同の中を写真を撮りながら歩いて行きました。途中結構欧米人観光客が同じように写真を撮影しながら歩いているのを見かけましたが、欧米人にも胡同のようなゴミゴミした所が興味あるのでしょうか?

 前門に出て、やはりここは老舎茶館で演芸を見たいと思い、空席状況を訪ねたところ、最後列しか空いていないとの回答。これは仕方がないとしても驚いたのが、最後列で1人180元と言っていたこと。

 2年前の冬に家族で観劇した時は、前から3列目で1人120元でしたが、現在300元に値上がりしています。流石に観劇は諦めて、改修後の前門地区を散策しました。

前門の路面電車

 それにしても、前門大街を1人でぶらぶら歩いていると、タカリの中国人が何人も声をかけてくるのには閉口しました。(声を掛けられる度に「中国語は聞いても分かりません」と中国語で答えているのも変な話ですが)

天安門広場にて

 その後天安門広場・王府井大街を経て夕方5時半頃ホテルに戻りました。流石に歩き疲れたので、しばらく横になって休んだ後、夕飯を食べに外に出て、近くの新東安市場6階の、お好み食堂のようなところでお手軽に済ませました。

新東安市場の食堂にて

 明日は、ホテルから近い場所を散策する計画ですが、天気がちょっと心配です。

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