北京ひとり旅(1日目)2010/07/05 00:49


夜の王府井大街

 早朝4時半、日の出時刻と共に起床。NHKラジオ「あさいちばん」を聴きながら出発前最後の荷物点検を行う。

 9時、アパート近くのバス停から、中央線の最寄り駅まで移動。

 神田で京浜東北線に乗り換えて上野で降り、京成線の特急で成田空港(第一ターミナル)に12時ちょうどに到着。事前に予約していた携帯電話を受け取り、向かいのサブウェイで簡単に昼食。その後旅行会社のカウンターでeチケットを受け取って受付カウンターへ移動。

 平日にも関わらず結構混んでいて、前方の元気なオバサンたちの荷物をふと見ると、「クラブツーリズム」のステッカーが貼ってあり、聞こえてくる会話を聞くとはなしに聞いていると、北京経由成都行きとか言っているので、おそらく私がキャンセルした九寨溝ツアーの一行と思われます。

オバサンたちは元気がいい

 荷物を預けて、さて出国手続きをと思ったら、北京行CA926便は中国からの便が遅れている関係で、手続開始が未定と表示されていました。

 仕方が無いので何か時間潰しはないかとふと横を見ると、「ボディースキャナー」の実証実験をしているのに気が付きました。たまたま今朝のニュースで今日から成田空港で実証実験を行うと報じていたのを聴いていたので、このことかと思い説明書きのポスターを眺めていたら、「実験に参加してみませんか?」と係員から声をかけられ、他にやることもないので参加してみました。

 時計や財布など身の回りのすべて取り外し、円柱状のカプセル入ると数秒で全身がスキャンされる仕組みです。ニュースでは身体のラインまでハッキリと映しだされると報じていましたが、今回の実験ではプライバシーに配慮して、マンガチックな人の形が映し出されていました。実験参加のお礼にとフェイスタオルを貰っているうち、出国手続きが始まり、税関を通過。

ボディースキャナーの実証実験

 あとは搭乗口の前でパソコンを開いて、ひたすら時間潰しですが、外国人の旅行者の中には話題のiPadを使っている人もいました。

 予定時刻よりも約50分遅れで搭乗手続きが始まり、機内へ移動。

CA926便

 中国国際航空だけあって、必要最小限度のあっさりとした機内で、映りの悪い大画面モニタを眺めながらいつしかウトウトとしてしまいました。

 機内食は鶏肉のご飯と、牛肉面のどちらかを選べというので、後者を注文しました。

機内食(牛肉面)

 食後も何するとなくウトウトとしているうち、気がつけば着陸準備に入ったことを機内アナウンスで報じていましたが、驚いたのは現地の気温が41℃とのこと。出発直前まであちこちの天気予報サイトで北京の天気を調べていましたが、こんなに暑いとは思いませんでした。

 予定より40分遅れの現地時間の18:50に、北京首都国際机場(空港)に到着。

 オリンピックに合わせて飛行場が拡張され、どうやらその一番端に到着したようで、入国審査を終えてからシャトル便で飛行場を移動し、荷物を受け取ってようやく到着口で旅行社の係員に会うことが出来ました。

荷物の受取

 私の他に中国は始めての若いお兄さんと一緒に、旅行社の車で市内中心部へ移動。ここでレンタルした携帯電話でZ老師に北京到着した旨を報告。明日の夜に会う約束をしました。

 今回の旅の宿泊先は、5年前に家族を連れて北京旅行をした際にも利用した「和平賓館(ノボテルピース)」です。前回利用したので、ある程度勝手が分かっていますし、王府井へ歩いて行ける便利なホテルです。

 部屋に入って一休みする事こともせず、さっそく買出しの準備。フロントで両替をしてさっそく表へ出ましたが、ムッとする暑さには閉口しました。

 夜の王府井は平日にも関わらず、9時を過ぎても涼を求める人々や観光客が大勢繰り出して大変賑やかでした。

 「外文書店」で最新の北京市内地図を買い求めてから、東華門の夜市を冷やかして歩き、途中コンビニでミネラルウォーターとビールを購入。この時レジ袋をくれないので、「塑料袋(ビニール袋)はないの?」と尋ねたら有料(五角)とのこと。北京でもレジ袋の有料化が始まっているとは知りませんでした。

東華門夜市にて

 その後再び夜市を見物してホテルに戻り、CCTVで明日の天気を確認してから風呂に入り、この文章を書いています。

 明日は、早朝・朝食の後すぐに司馬台長城へ出かけ、夜にZ老師と食事の予定です。