上野恩賜公園行き 1 ― 2006/02/10 20:43
今日は会社の特別休日のため、土日と合わせて都合3連休です。
先日から上野の国立科学博物館で「石綿<アスベスト>展」なるものを開催とニュースで報じていたので、早速出かけてみました。
真っすぐ上野へ行って帰るだけではつまらないので、秋葉原で降りて何件か電気屋に立ち寄りながら、そのまま中央通りを北上。
上野広小路から、不忍池のふちを通って公園内を通ることにしました。
写真は不忍池の中にある弁天堂です。森繁久彌主演の「喜劇 とんかつ一代(1963年)」の冒頭、豚の供養のシーンで使われた場所ですが、背後には当時なかった(当たり前ですが)何とも奇妙な高層ビルが建っています。
さて、科学博物館の<アスベスト>展。広い建物の中の一角、通路か休憩室じゃないかと思うくらい隅に追いやられた、小さなスペース(ミュージアムショップよりも狭い)に展示してありました。
フロンやPCBもそうですが、理想の素材ともてはやされて、盛んに使われ続けていたものが、いきなり危険な物質・使用禁止と言われても、その特性故に処理・処分が困難だというのは、実に皮肉なものです。
石綿の原石の他、石綿を使用した製品も展示してありましたが、小中学校の理科の実験で使用した「石綿金網」には懐かしさすらありましたが、中にはブレーキライニングやガスケットなど自動車の整備で時々目にするものや、仕事柄以前よく目にしていた鉄骨吹き付けの耐火材などもあり、複雑な気持ちになりました。
見学者の多くは、やはり石綿金網などを知っている世代が多く、社会科見学で来ていた大勢の中学生は、関心がないのか足を止めてみる学生はいませんでした。
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