姫路出張 ― 2009/06/12 23:57
今日は月に一度の姫路出張の当日。
先月出張から戻って来た翌週に、関西方面で新型インフルエンザの感染者が出たと報じられたことから、私の勤めている会社も一時出張自粛の動きもありましたが、現在はそれも解除になり普段通りの出張に。
東京駅から姫路駅までの間、旅行気分で車窓からの風景を眺めたり、正面の電光ニュースを読んでいるのもいいのですが、最近は何かと煩雑な仕事が増えてきたため、できるだけ移動中に会議の議事録や出張報告書を草稿だけでも書くつもりで、自腹を切って購入したネットブック(会社でモバイル用パソコンを支給してくれないので)を抱えて出かける様になりました。
初めての姫路出張の時、乗車した新幹線に無線LANサービスがあることを知り、どんな感じなのか興味があったのと、いい暇つぶしになるだろうと今回初めてサービスを利用してみることにしました。
今回利用したのはNTTコミュニケーションズのホットスポットと言うサービス。出張前夜にお試しにと1DAY PASSPORTに申し込み、あれこれ設定をしておいて、当日乗車してすぐにパソコンを立ち上げて接続を試みました。
接続の際にトラブルが発生するかと不安でしたが、意外にすんなりと接続が出来、2Mbpsと言う通信速度ながらニュースサイトの動画もほぼストレス無しに視聴することができました。
写真はたまたま観ていたニュース専門チャンネルで原稿を読む中田有紀アナウンサー。中田嬢が本職のアナウンサーであることは既に知っていましたが、これまでサラリーマンNEO以外で中田嬢を観た事がなかったので、意外なところでお姿を拝見出来てビックリしてしまいしました。
で、打ち合わせも無事終わり、帰りの新幹線で議事録や出張記録を書こうと思っていたところ、「ちょっと飲んで帰るか」と言うことになったものの、結局「ちょっと」どころではなくだいぶ飲んでしまい、帰りの新幹線では疲れも重なって爆睡状態。結局一度もカバンからパソコンを出す事なく、重たい思いをして何をやっているのかと、我ながら情けなくなってしまいました。
東京駅新幹線ホームにて ― 2009/06/13 00:03
連日の新幹線ネタですが、昼間都心の病院へ行く用事があったので、ついでに新幹線好きの甥っ子に東海道新幹線の写真を撮ってあげようと思い(いつもは高崎駅で上越新幹線を眺めているらしい)、2日続けて東京駅へ。
入場券を買ってふらりホームへ出てみると、新幹線を眺めるためだけにホームにいる人(うちの甥っ子と同じくらいの年齢かそれよりもずっと小さい子供を連れた家族や鉄ちゃん)が結構いるのにはビックリしました。
彼らの一番人気は写真左の500系新幹線。写真右のカモノハシのような700系に比べるとスタイルは抜群に良いですね。いかにも速そうな感じがします。
ただこの500系新幹線、来年の春には東海道新幹線から引退するのだとか。となるとおそらく年末当たりから東京駅の新幹線ホームはカメラを抱えた鉄チャンたちで埋め尽くされて、テレビニュースで時折見かけるような、殺伐とした場になってしまうことでしょう。
山手線の車内にて ― 2009/06/18 22:25
帰りの山手線の車内、ドアに貼ってあった広告の文章がふと目に入りました。
今日も空の上を、ケータイの電波が行き交う。
今日もネットでは、芸能人の情報が跋扈する。
うわべだけの当たり障りのない情報。
みんな、なにかに遠慮をしている。
なにを、守りに入っているのか。
そこに、わたしは、いるのだろうか。
そこに、わたしたちは、いるのだろうか。
そろそろ、本音、を伝えるメディアを
身に着けてもいい頃ではないだろうか。
メディアを脱ごう。
ラジオをつけよう。
実はこれ「TBSラジオ」の広告なのですが、この春の番組改編、特に「ストリーム」の納得のいかない終了と、その後釜の「毒にも薬にもならない番組」を連想し、「言ってる事とやってる事が違うんじゃないの?」と思わず心の中で突っ込みを入れてしまいました。
修学旅行 ― 2009/06/19 00:25
まさか2週続けて姫路へ出張することになるとは思いませんでした。なまじ高速交通網が発達していると、姫路辺りまで日帰りで出張させられるので、最初は遠出が出来ると喜んでいましたが、最近はやや倦怠気味です。
さて、いつも利用している新幹線に乗るため東京駅の19番線ホームへ行くと、大勢の学生さんが乗車口の前にたむろしていました。
新型インフルエンザが話題になり始めていた頃、多くの学校が関西方面への修学旅行を見合わせているとニュースで報じていましたが、最近はだいぶ緩和されたんですかね?
彼らを観ていると、自分にも同じ時代があったなぁと懐かしく思い、帰宅後昔の写真データを引張りだしてみました。
下の写真は今から四半世紀前の東京駅19番ホーム。我々の乗車した列車が発車する直前に、比較的規模の大きな地震が発生した影響で、長時間足止めを食らい、暇を持て余しているクラスメイトを撮影したものです。電車は昨年の暮れに引退騒ぎで話題になった0系新幹線です。
梅雨の晴れ間 ― 2009/06/23 22:06
新宿末廣亭で寄席を観る ― 2009/06/24 00:19
普段何の気なしにネットサーフィンをしている中で、時折訪ねるが寄席のサイトです。
数日前「新宿末廣亭」のサイトを眺めていたところ、今やっている「六月下席」の夜の部の主任(とり)が、当代きっての名人「柳家小三治」師匠である事を知り、これは何をさておいても観に行かねばならないという使命感に駆られ、週末は込むだろうから平日に行こうと今日仕事を定時で切り上げて、飛ぶようにして出かけてきました。
6時少し前に新宿末廣亭に着き、木戸銭を払う時に「座れますか?」と尋ねたところ、平日にも関わらずやはり主任を目当てのお客さんで1階は既に満席。2階の座敷席に案内をされましたが、幸い前から2列目の出演者を真正面に見られる場所がまだ空いていたのはラッキーでした。
一階席はたぶん昼の席から居続けている比較的時間に余裕のある人たちと思われますが、その他は仕事帰りのサラリーマンや、昨今の落語ブーム(?)かドキュメンタリー映画「小三治」の影響を受けたと思われますが、若いOLさんの姿が多かったのが印象的でした。
今夜の出演者はだいぶ入れ替わりがあったようで、当代「柳家小さん」師匠に代わり当代「林家木久扇」師匠。マクラで軽く「笑点」ネタに触れて、いつもの創作落語「彦六伝」か「昭和芸能史」をやるかと思っていたら、古典落語の「道具屋」。木久扇師匠の古典落語を聞くのは実はこれが初めてですが、さすがと言っては何ですが「木久ちゃん」には与太郎噺がよく似合います。
その後「桂南喬」師匠の「富士まいり」、仲入り後は九代目「入船亭扇橋」師匠の独特な世界で「茄子娘」と続き、いよいよ二上りかっこの出囃子が流れてきて、客席の大きな拍手と「待ってました!」の掛け声がかかって小三治師匠が登場。とたんに場内の雰囲気がガラッと変わるのが良くわかりました。
小三治師匠のマクラが秀逸なのは有名な話ですが、この日も前出の扇橋師匠の高座を早速ネタにして客席の笑いをとったかと思うと、いきなり何の前触れもなく落語の世界へ。今夜の演目はおなじみの「あくび指南」。
「夏のあくび」を指南しているお師匠さんと、習いに来た男の言葉遣いや動作の対比、特に男がせわしく、しかしいかにも美味そうに煙草を何本も吸ってしまう場面は思い出しても笑ってしまいます。
やはり落語はナマで体験するのが良いですね。少し前に何かの番組である噺家さん(林家彦いち師匠だったかな?)が、寄席と言うのはチームプレイで、主任さんのために他の芸人さんは場を盛り上げて最後にバトンを渡すんだと話していたのを思い出して、なるほどと感じた晩でした。
しかも小三治師匠のような文句の付けようのない噺家さんが主任を務めるとなれば、木戸銭2700円も決して高くはありません。次回からは友の会に入会してまた足を運んでみようかな?
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