黒門亭へ行く2011/12/18 14:31

ネタ帳
ネタ帳 posted by (C)Yongyi

今日は先月のファミリー落語会で撮影した写真を柳家小ゑん師へ渡すため、上野の黒門亭へ。

顔つけからそれほど早く会場へ行かなくても大丈夫だろうと思っていながらも、結局落語協会の事務の方もまだ出勤されていない時間に到着してしまい、玄関先で時間を潰していましたが、そうこうするうちに小ゑん師が到着。直後から前座さんらと共に幟を立てるなど会場の設営に飛び回っていました。

この日の出演者と演目は下記の通り。

黒門亭1部

-開口一番-
 柳家 緑太 「道灌」

 橘家 二三蔵 「魂の入替」
 柳家 小ゑん 「レプリカント」
-仲入り-
 林家 彦丸 「唖の釣り」
  金原亭 世之介 「茶金」

開口一番は、柳家花緑門下の緑太さん。今年の1月にも聴いた「道灌」を演じていましたが、今日はご隠居さんが掛け軸の絵の説明をしている最中、どうしたことかセリフが飛んで立ち往生してしまい、必死に立て直そうとしているものの肝心の「歌道に暗い」をしゃべることなく、結局中盤を飛ばし歌の文句を書いてもらって終盤へ。

グズグズのまま下がってしまいましたが、高座で立ち往生する噺家さんを初めて見て(後の噺家さんには申し訳ないですが)、この事ばかりが印象に残ってしまいました。

まぁこのような体験も修行のうち。今後に向け頑張ってもらいましょう。

東上野界隈を歩く2011/12/23 12:32

アメ横商店街
アメ横商店街 posted by (C)Yongyi

今日は先月のファミリー落語会で撮影した写真を林家正雀師へ渡すため、東上野の落語会へ。

その前に腹ごしらえとして、先月訪ねた御徒町の「永祥生煎館・上野店」で炒飯セットを再び注文。生煎は相変わらず良かったんですが、炒飯の盛りが前回よりも明らかに少なくてガッカリ。

食後はアメ横商店街を少しブラついてから、春日通りを東へ。

清洲橋通りとの交差点を左折して北へ向かい、9年振りになりますか「横尾双輪館」に立ち寄りました。ダイエット目的で自転車を始めたばかりの時、サイクルウェアを購入するためにこちらへ何度か訪ねて以来です。

表に出て再び北上。浅草通りに出た所が稲荷町交差点。東京メトロ銀座線稲荷町駅の建物は、開業当初(1927年)のままだそうです。

稲荷町駅
稲荷町駅 posted by (C)Yongyi

稲荷町と言えば、「稲荷町の師匠」と呼ばれ親しまれた先代正蔵(彦六の正蔵)が住んでいた長屋跡を訪問せずにはいられません。

東上野5丁目界隈
東上野5丁目界隈 posted by (C)Yongyi

長屋の筋向かいは、同潤会上野下アパート。かつては代官山・表参道等都内に点在した同潤会アパートも、現在ここを残すのみとなりました。

長屋の前の通りを上野駅方面へ。5分ほど歩くと右手に桂才賀師の漫談でお馴染みの台東区役所があり、その向かいが「臨済宗 宋雲院」。ここの座敷にて落語会が開催されます。

臨済宗 宋雲院
臨済宗 宋雲院 posted by (C)Yongyi

この日の出演者と演目は下記の通り。

林家正雀の会 (於:上野 宋雲院)

-開口一番-
 金原亭 駒松 「道灌」(百夜通い付)

 林家 正雀 「ぞろぞろ」
 林家 正雀 「品川心中」(通し:仕返しまで)
-仲入り-
 林家 正雀 「男の花道」
  日本舞踊 「松づくし」

 

こちらの落語会は、お囃子がCDではなく本物の三味線や太鼓を用いていて、たまたま座った場所から下座の様子を見ることが出来ましたが、正雀師自ら前座さんと一緒に出囃子を叩いて高座に上がる様子も見られました。

演目の中では、仲入り後の長講「男の花道」が良かったですね。「あやめ浴衣」の出囃子で高座に上がり、歌舞伎役者の話をするので、「中村仲蔵」かなと思った所、「東海道は金谷の宿…」と語り始めました。

終演後は、高座の前に緋毛氈が敷かれて、三味線のお二方が登場。正雀師が紹介するところによると、1人は奥様で、もう1人は師匠彦六師のお娘さんとのこと。そう言われてあらためてお顔を拝見すると、なるほど子供の頃にTVで見た覚えのある彦六師の面影が感じられました。

お二方の三味線で日本舞踊「松づくし」を踊っていただき、落語会は終了しました。

その後上野駅から電車に乗って、地域落語会の有志との忘年会へ。

新鮮な魚を、驚くほどのボリュームとリーズナブルな値段で提供するお店(場所・店名はナイショ)で、落語について語り合いながら、腹一杯料理を堪能しました。

海鮮寄せ鍋
海鮮寄せ鍋 posted by (C)Yongyi

笑い納め2011/12/26 23:17

新宿末廣亭
新宿末廣亭 posted by (C)Yongyi

今年の笑い納め。本当ならば昨日出かける予定だったのが、週末恒例の頭痛に加えて、今回は胃痛まで起こして、3連休の内2日を棒に振ってしまい、結局今日の定時過ぎに会社を逃げ出すように飛び出して、新宿三丁目へ向かいました。

新宿末廣亭 12月下席6日目 夜の部

 (途中から入場)
 三遊亭 丈二 「権助魚」
 柳家 紫文 三味線漫談「長谷川平蔵市中見廻り日記」
 林家 錦平 「看板のピン」
 古今亭 菊龍 「持参金」
 松旭斉 美智・美登 奇術
 初音家 左橋 「替り目」
 柳家 さん喬 「掛取風景」(狂歌・義太夫・芝居)
-仲入り-
 柳家 〆治 「初天神」
 ロケット団 漫才
 桂 才賀 漫談(台東区の老人ウォッチング)
 柳家 小里ん 天災
 鏡味 仙三郎社中 太神楽
 むかし家 今松 「火事息子」