上野界隈を歩く ― 2011/11/03 22:02
上野鈴本演芸場にて posted by (C)Yongyi
今日は(社)落語協会の復興支援寄席の日。
五街道雲助・柳家小満ん・金原亭伯楽と渋い師匠連を見て、これは是非聴きに行かねばと、早朝洗濯を済ませて中央線に飛び乗りました。
ところが何をどう間違えたのか、会場を池袋演芸場だと思い込み現地に到着したところ、それらしい様子が感じられなくて、おかしいなとTwitterでつぶやいたところ、フォローされている噺家の師匠からすかさず「復興支援寄席は鈴本ですよ」と連絡があり、慌てて山手線に飛び乗って上野へ。
ところで話は違いますが、噂には聞いていましたが、池袋駅の北口周辺には中華街が出来るくらい中国物産を扱うお店があって、北口を出た瞬間周囲に漂う空気の匂いが、中国を旅行した時に感じたのと同じだったのには驚きました。
さて、慌ただしくも9時過ぎに上野鈴本演芸場に到着。さほど待たず9時半頃に開場し入場。
今日の演目は下記の通り。
落語協会復興支援寄席『第二回 じっくり落語会』
五街道 雲助 「ずっこけ」
柳家 小満ん 「二十四孝」
金原亭 伯楽 「芝浜」
今日は実演で聴くのは初めての噺ばかりで、なかなか新鮮でした。
「ずっこけ」の雲助師、陽気な酒飲みを演じるともう最高です。期待通りの高座でした。
小満ん師、午前中でまだ本調子ではなかったからでしょうか、セリフがすんなり出てこない箇所が見受けられたのは残念でしたが、それでも大いに楽しませていただきました。
伯楽師は短い挨拶の後すぐに噺に突入。もう「芝浜」の季節なんだなぁと思いながら聴いていました。3人で1時間半ですから、1人当たりの持ち時間も長く、伯楽師も終演時間を過ぎてタップリ演じて下さいました。
終演後、チョット早めの昼食をと思い、前回鈴本演芸場からの帰りに御徒町駅へ向かう途中で見かけた生煎包(焼き小龍包)の店を思い出し、テイクアウトして上野公園で食べようかと思い、件の店に向かいました。
店頭に生煎包、スープ、炒飯セットのサンプルがあり、小姐に店内で食べられるのかと尋ねたら、2階へどうぞと案内されて店内で食べることにしました。
ほどなく出された生煎包は、なかなか大きくて形や焼き方など本場・上海で見た物とほとんど同じで、中には熱々のスープもタップリ入っていて大満足でした。(こちらのブログには、同じお店の池袋店の様子が紹介されています)
生煎包(焼小龍包) posted by (C)Yongyi
食後はアメ横のお店を覗きながら再び上野駅方面へ戻り、恩賜上野公園の入口にある東京文化会館へ。ここで昨日から22日まで東京文化会館50周年記念で開催されている、写真家・木之下晃氏の写真展「20世紀のマエストロ100人」を観ました。
木之下晃写真展 posted by (C)Yongyi
クラシック音楽に興味を持ち始めた頃から、音楽家の写真と言えばほとんど木之下氏の作品ですが、古今東西のマエストロの決定的瞬間を捉えた写真の数々、やはり大伸ばしにしますと迫力がありますな。
それにしてもコンサート会場と言うそれほど光量がないところで、どうやって速い動きを捉えるのでしょうね?相当フィルムの感度を上げていると思われますが、この辺りのデータも付け加えてもらえると参考になります。
っと、朝早くから上野界隈を歩いて、帰りに新宿のタワーレコードに注文したクラシックのDVDが入荷したとの連絡が入ったので、新宿に立ち寄り、自宅近くのスーパーで食糧の買い出し、図書館で本やCDを借りて早めに帰宅しました。
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