案の定2007/01/21 20:26

番組ねつ造 「あるある」に消費者から怒り
1月21日10時13分配信 毎日新聞

それはうそだった。フジテレビ系列で7日放映の「発掘!あるある大事典2」が紹介した「納豆ダイエット」。番組を制作した関西テレビが20日会見し、効果の根拠としたデータや専門家の発言に、多数のでっちあげが含まれていたことを明らかにした。番組放映後、スーパーでは売り切れが相次ぎ、メーカーは増産に追われて新聞におわび広告を出した。「毎日食べていたのに」。消費者からは怒りの声が上がった。

関西テレビで発覚した番組のねつ造に、納豆の増産態勢をとってきたメーカーは「振り回された」と憤りを隠さない。

◇「信じていたのに」…消費者

東京都江東区の大手スーパーで買い物していた団体職員の女性(41)は番組のねつ造を知り「今日も買いに来たんです。信じていたのに」と絶句した。以前は月に数回食べる程度だったが、番組で「1日2パックを毎日食べ続けて」と聞き、その通りにしていた。「でも体重が減らないからおかしいと思っていた」

午後6時半ごろ納豆が完売した横浜市中区のスーパーで、最後の5パックをまとめ買いした同市磯子区の会社役員の男性(65)。放送を見た妻と娘が「毎日2パック食べなければいけない」と言い出し、会社帰りに毎日買いに行かされた。「いい迷惑。テレビ局はいいかげんにしてほしい」。怒りは収まらない。(後略)

先週末あたりからスーパーの棚に納豆を見かけるようになったので、ようやく増産・流通体制が整ってきたのかな?と思っていた矢先のこのニュース。

騒動の発端となった件の番組は見ていないのですが、放送直後店頭から納豆が消えたと言うニュースを見たときから、どうも胡散臭くて過去の似たような騒動と同じ結末になるんじゃなかろうかと思っていたので、案の定という感想です。

こう言っちゃぁ何ですが、「信じていたのに」なんて言う人たちは、おおかた去年は「白インゲンダイエット」を試しておなかを壊したり、便器に熱湯をかけて割ってしまったりしているんでしょう。

少なくとも「信じていた」んですし、食って腹を壊したとか、消費期限が切れていたとか言うのと違うんですから、怒るほどの事はないと思うんですがね。

民放の場合、制作側は往々にして視聴率稼ぎとスポンサーへの配慮で、都合の良い内容を放送しがちですから、視聴者はその点を割り引いて見なければならないのに、それを忘れて毎回この手の情報番組に乗せられているんですから、視聴者も懲りないと言いますか「どっちもどっち」と言う感じ、同情の余地はないですな。

同情すべきは、例えばダイエット目的の連中に買い占められたおかげで、毎日の食卓のおかずに納豆を一品加えたかったのに、いきなり買えなくなってしまった人たちとか、前述の記事の後半にありましたが、増産体制が整えたらいきなりねつ造報道だったと、番組に振り回された食品流通関係の人たちでしょう。

制作側も、(余程根拠があるなら別ですが)いい加減「○○ダイエット」の類いは考え直したらどうなんですかね?

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