フィルムスキャナを購入する ― 2013/04/21 14:02

製品内容の一部 posted by (C)Yongyi
パソコンが一般に普及し始めた1995年に富士写真フイルムから「フジフイルム フォトビジョン FV-10」なる画像入力装置が発売され、長年撮りためたネガフィルムの整理に活用しようと、Windows95パソコンと共に購入しました。
その後「CanoScan 2700F」「Dimage Scan Dual II」と乗り換えて、数年前にブローニーフィルムが読み取れる「CanoScan 8800F」に至りましたが、何れのスキャナにおいても高画質で記録しようと設定値を上げて読み取りをしているものですから、当然ながら1コマ辺りの読み取り時間が掛かりなかなか作業が進まず、そのうち作業に飽きて殆ど使わず放置するの繰り返しです。
昔からフィルムは現像するのですが、プリントしないでネガの状態で保存しているので、陽画を見ないうちフィルムが劣化してそれっきりになってしまうのも悔しいので、画質にはこだわらずまずは全コマをモニタで閲覧出来る状態(昔で言うベタ焼き)にして、気になるコマのみじっくりスキャンすれば良いと考えを改めることにしました。
そこで何とか簡単にスキャン出来る製品はないものかとネットを探していたところ、ケンコー・トキナーから手頃な価格の製品「KFS-500」があることを知り、こちらのブログ「フィルムスキャナーKFS-500はMacでも使えるか?」でMacでも使えることが分かったのでさっそく購入してみました。
CD-ROMにはWindows対応と書かれていますが、中身を開けるとMac用のソフトも入っています。また前述のブログでは各種メニューは英語表記と書かれていますが、その後のバージョンアップで日本語が加わったのでしょう。普通に日本語が表示されていました。

CD-ROMの中身 posted by (C)Yongyi
ほとんど取説は読まずともインストールやスキャニング操作を行うことができました。
ただ問題だったのは、フィルムを固定するホルダーで、これはAmazonや価格.com等のレビューで多くのユーザーが指摘をしている通り、ホルダーの開閉が硬くて閉口しました。

ホルダーを加工する posted by (C)Yongyi
そこで、あるユーザーの記述を参考にホルダーの爪を少し削ることにしました。いきなり爪を全部削ってしまうと、今度はホルダーを閉じることができなくなってしまうので、「開閉して様子を見ながら削る」を繰り返します。

爪を削る posted by (C)Yongyi
次に気になったのが、フィルムのパーフォレーションに嵌る突起が邪魔なことです。これによりホルダーの各コマの仕切り枠とフィルムのコマがズレてしまい、読み取りに支障がでるので根本からニッパーで食いちぎりました。

突起を削除する posted by (C)Yongyi
作業は30分程度で終了。おかげでフィルムのセットが楽になり、あっという間に3本分のフィルムの読み取り作業が完了しました。今度こそ全てのネガ/ポジの読み取り作業を完成させて、老後は画像を閲覧/整理しながら余生を過ごしたいと思います。
気が付けば3月 ― 2012/03/03 21:05
先月は仕事の関係で遅い時間に帰宅することが多く、また休日は疲労による気力の低下で無為に過ごす事が多く、結局ブログを更新すること無く過ごしてしまい、気が付けば早いもので3月を迎えてしまいました。
今日は月に一度の通院で、昼過ぎに新宿へ。診察後徒歩で新宿御苑前にある「富士フォトギャラリー新宿」で開催中の、公益社団法人日本写真家協会(JPS)主催による写真展「生きる」を見学してきました。
先の大震災を後世に残すために編纂した同名の写真集よりピックアップされ、大伸ばしされた作品が数多く展示されていましたが、これまでテレビやインターネットの動画サイトなどで目にしたことのない、違う視点から撮影された作品が多く、中には撮影されたカメラマンご自身が、公開するのに抵抗があったと語るほど衝撃的な写真もありました。
その一方で、被災地で力強く復興に向けて生活する人々や、屈託の無い子供の笑顔の写真があったのは救いでした。
東京での展示は今月15日(木)まで。新宿駅からですとちょっと距離はありますが、是非足を運んで見学されることをお薦めします。
3連休2日目 ― 2011/09/18 20:10

村山下貯水池にて posted by (C)Yongyi
三連休の中日。昨日は午前中雨が降ったり止んだりと、ハッキリしない天気だったため、多摩湖トレーニングは止めて、地域の落語会の会報誌づくりをしていました。
明けて今日は朝から晴れの上天気。先日のヒルクライムレースの疲れは残っていましたが、今度は11月に開催される埼玉県秩父市の「龍勢ヒルクライム」に向けて、少し体を動かしておこうと2ヶ月ぶりに多摩湖へ出掛けました。
今日は前述の通り、多少疲れていたので湖畔を1周して帰ってこようと思ったのですが、最初の狭山公園脇の登り口も調子よく登ることが出来、1周目のタイムが意外に良かったので、調子に乗って2周して来ました。(ただ2周目は完全に流して走っていましたが)
昨日の雨で空気中の塵が落とされたからでしょうか?村山下貯水池の堤体からは、遠く富士山や東京スカイツリーがよく見えました。
帰宅後、汗を流したり洗濯・昼食をしてから、今度は中央線に乗って新宿西口のセンタービルにあるペンタックスフォーラムまで。ここで19日まで開催されている「鈴木隆志写真展 上毛三山の素顔」を観てきました。
「上毛三山」と言えば、群馬県人にとっては馴染み深い山々で、それらの四季の様子を撮影した作品が多数展示されていました。
小型のデジタルカメラ全盛の昨今ですが、今回の作品は銀塩フィルムの中判以上の大型カメラを使い、シャッタースピードも数分の1秒から数十秒かけてじっくり撮影されたもので、スナップショットとはまた違った雰囲気の作品ばかりでした。
作品展を見学後、ペンタックスフォーラム内を暫く散策してみました。
ニコン党の私はこういう機会でもない限りまず足を運ばないので、この機会にと、とんでもなく大型の「645D」や、逆におもちゃみたいに小さなナノ1眼「PENTAX Q」を触ってみましたが、ハナから買う気もないのですぐに飽きて、早々に帰宅の途に就きました。
それにしても今日は暑い一日でした。帰宅後空調のないアパートに居ても耐えられないので、近所のマクドナルドへ行ってアイスコーヒーを注文して暫く涼んでいました。
Follow @Yongyi38スナップショットの魅力 ― 2011/01/28 22:38

東京都写真美術館にて posted by (C)Yongyi
今朝会社へ向かう山手線の車内から、東京都写真美術館の垂れ幕の「スナップ」の文字が目に入り、何をやっているのか調べたところ、『[かがやきの瞬間]スナップショットの魅力』なる写真展をやっていることを知り、勉強(感性を磨く)のために会社帰り恵比寿で途中下車して立ち寄ってみました。
展示会場には、アンリ・カルティエ・ブレッソンや木村伊兵衛・桑原甲子雄を始めとした、古今東西のスナップ写真の名手の作品150点ほどが展示されていました。
作品はどれも魅力的なものばかりで、素材(被写体)そのものの魅力もありますが、絶妙なシャッターチャンスと構図の見事さが際立っていると思いました。
ポール・フスコの「ロバート・F・ケネディーの葬式列車」は、一見するとただの車窓からのスナップショットで、ブレたりボケたりしている写真が多いにも関わらず、思わず見入ってしまうのはなぜでしょう?一瞬自分にも撮れそうと思いがちですが、そう簡単には撮影出来ないところが、プロのプロたる所以だと思います。
一時間ほど見学し、「自分もいつかは観る人を惹きつけられる写真を撮影してみたい」と思いながら帰宅の途に着きました。
吾妻橋界隈を歩く ― 2011/01/21 21:33

吾妻橋西詰にて posted by (C)Yongyi
今日は私の務めている会社の創立記念日で半ドン。
過去にはこの金曜日の半ドンと、翌週の月曜日に有給休暇を取得して繋ぎ合わせ、3.5連休にして中国旅行をした(最近では2008年)のですが、昨年末に参加した中国人観光客向けバスツアーで、今さらながら自分の語学力の無さを思い知って以来、中国と中国語学習への関心が低下してしまい、またこのところ自転車だデジカメだと物入りが激しいので、今年の中国行きは止めることにしました。(まぁ去年の夏に行ったばかりですしね)
その代わりと言っちゃァなんですが、今日の午後はちょっとした小旅行と、先日購入した新しいデジカメの操作練習を兼ねて、またぞろ浅草周辺に出かけてきました。
職場のある五反田から都営地下鉄浅草線に乗り、本所吾妻橋駅で下車。まずは駅前にある「キッチン・イナバ」で腹ごしらえ。

キッチン・イナバ posted by (C)Yongyi
昨年Amazonで購入した落語関係の本(新宿末広亭のネタ帳)の一口メモに、柳家さん喬師の実家の洋食店「キッチン・イナバ」は、下町グルメの人気店と書かれてあり、ネットで調べたら既に多くの落語ファンがこのお店を訪ねている事を知り、私も話のタネにとおじゃました次第です。
お店は駅のA1出口を降りて交差点方向に少し戻った所にありすぐに分かりました。1時を少し過ぎた頃に訪ねたので比較的空いていて、テーブルに1人ずつとカウンターに1人、5人くらいの先客がいました。
「本日のランチ:ポークピカタ」を頼もうかと考えましたが、店の表に人気メニューと書かれていたオムライス(サラダ・スープ付き 920円)も捨てがたいと悩んでいたところ、私の直前に入ったお客がオムライスを注文したので、つられて私もオムライスを注文してしまいました。(主体性がない人間です)
出来上がるまで店内をあれこれ見回してみましたが、別にさん喬師のサインがあるわけでもなく(ただマガジンラックに、私も買った「サライ2008年6月5日号 続々落語入門」がさりげなく置いてありました)、至って普通の洋食屋さんの雰囲気で、テレビやスピーカーはあるものの使用されておらず、BGMも流れていなくて、店内には黙々と仕事をするご主人(あとで尋ねたら師匠の弟さん)夫婦の働く音だけが聞こえていました。
出来上がったオムライスは、家庭で母親が作るような感じの(良い意味で)ごく普通のオムライスで、いかにも下町の洋食屋の人気メニューといった感じです。量もあって満足でした。

オムライス posted by (C)Yongyi
お勘定を払う時、あらためてさん喬師のご実家であることを確認し、ご主人に昨年末の末廣亭の二人会の感想を少し話をさせて頂いたら、今後の独演会情報などを教えていただきました。土曜日が定休日なので注意が必要ですが、また浅草方面へ遊びに行く時には、ぜひ立ち寄らせて頂きたいお店です。
食後は吾妻橋方向へと歩いて、アサヒビールの例の「うんこビル」のオブジェなどを撮影しながら吾妻橋を渡り浅草へ。

炎のオブジェ posted by (C)Yongyi
昨年末以来まだ一ヶ月も経っていませんが、浅草は何度来ても飽きない所で、撮影のネタにも困りません。雷門周辺は相変わらず観光客と、元気な人力車の車夫でごった返していて活気がありました。

雷門にて posted by (C)Yongyi
仲見世商店街はまだ迎春の飾りが残っていましたが、こりゃ節分の頃まで残すんでしょうかね?外国人や修学旅行の学生さんなどが、お店を冷かしたりお土産を選ぶ風景が見られました。
実家への土産の雷おこしを買ったり、自分用にアクセサリーを買い、本堂を参拝して、3時少し過ぎに地下鉄・浅草駅から帰宅の途に着きました。
今度また浅草へ行く時は、もう少し時間をかけて、花やしきとか裏手の方も散策してみたいと思います。
液晶保護フィルムを貼る ― 2011/01/18 18:41
パソコンやデジカメを購入後、いつも頭を悩ませるのが液晶保護フィルムを貼る作業です。
これを考えただけでも憂鬱になって、液晶画面の付いた製品を購入するのを躊躇してしまうのですが、先日物欲を抑えきれず、またぞろコンパクトデジカメを購入してしまいました。しかし保護フィルムを貼る心の準備が出来ず、数日間放置していました。
たかが保護フィルムごときで大袈裟な、と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、実際これが上手くゆかずに、液晶と保護フィルムの間にホコリを巻き込んで気泡が出来たりすると、本当に意気消沈して、以降気泡の部分に無意識に目がいってしまいます。(どうでもいい小さなことにクヨクヨするタイプの人間なので…)
先週はバタバタしてフィルムを貼る機会を逸してしまいましたが、昨晩ようやく気分が落ち着いたので、意を決して作業に踏み切りました。
フィルムを貼る作業は風呂場で行うと良い、と聞いたことがあるので、薄ら寒い風呂場で、まずは作業スペースの周辺を綺麗に水拭きした上で、風呂場に水を流しっ放しにしてホコリがたたない様にし、手をよく洗って指先の脂を落とし、静電気除去対策を施して作業に取り掛かりました。(ホント面倒臭いね)
結果は写真の通り、おかげ様で無事綺麗に貼ることが出来ました。と言いたいところですが、実は説明書を読まずに作業を始めて、本来貼り付けるべきフィルムと剥離紙を間違え、一生懸命剥離紙を貼りつけようとして、結局フィルムを1枚駄目にしてしまいました。
幸いフィルムが2枚入りの製品だったので、2回目は慎重に作業を行い、なんとか貼りつけたと言う次第です。
細かく見ると、気持ち斜めに貼りつけてしまいましたが、ホコリを巻き込まなかっただけでもよしとしました。(往々にして貼り直す際にホコリを巻き込んで後悔するので、貼り直しは止めました)
これで一つ肩の荷が下りました。ところでもうしばらくすると、リンゴのマークの会社から新しいオモチャが発売されるとの噂しきりです。
発売されれば購入するつもりでいるのですが、この液晶画面はデジカメとは比べ物にならないくらいの大画面です。購入の暁にはまた今回のように頭を悩ませ、おっかなびっくりフィルム貼り作業を進めることになるでしょう。
会社帰りに西新宿へ ― 2011/01/12 19:06

誘惑の街・西新宿 posted by (C)Yongyi
ふと防水&耐衝撃デジカメを物色しようと思い、会社帰りに西新宿へ。
事前に狙いを定めていたデジカメは生産終了で、すでに店頭での取り扱いは無し!代わりにこの会社が今日発表した新型(発売は2月末)は、予想販売価格が結構高くておいそれと手が出せません。
それにしてもこのカメラに搭載された機能がなんだかなぁ…と思うものばかり。まずは「3Dフォト撮影機能」。最近は猫も杓子も3Dですが、そんなに皆んな立体画像を欲しているんでしょうか?
次に「ペット用モード」。最大10匹までの犬もしくは猫を検出するモードを搭載だとか。顔認識の次はペット認識ですか。顔認識機能付きのカメラが世に出始めた頃、通勤電車の中で、どこかのカメラメーカーの社員数人(たぶん技術屋さん)が、「顔認識なんて余計な機能」といった内容の話をしていたのを耳にしたことがありましたが、全くその通りだと思います。
最後は撮像素子1/2.33型で有効1,400万画素のCCDセンサー。昔から思っているのですが、無意味な高画素数センサーの採用はいい加減止めて欲しいものです。デジカメの購入を検討している消費者も、高画素数≠高画質にもっと気づくべきです。
余分な機能や高画素数はいらないから、その分基本に立ち返って、手頃な価格の製品を出して欲しいものだと思いますね。
丸の内・銀座を歩く ― 2010/08/16 15:20
将来のカメラ ― 2010/08/04 20:40
恵比寿行き ― 2010/02/06 20:53
先日S女史に、「写真が上手くなりたいならプロの写真をたくさん見ること」などと偉そうな事を言っておきながら、そういえば自分も最近写真展に出かけていないなぁと言うことで、都心へ出掛けたついでに、去年から観に行こう行こうと思いながら行けずにいた、恵比寿の東京都写真美術館の「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン ー東洋と西洋のまなざし」展を見学してきました。
スナップ写真の神様・木村伊兵衛氏の作品は、これまでにも写真展や雑誌で有名な作品を観る機会がありましたが、ブレッソン氏については「決定的瞬間」の言葉は知っているものの、まとまって作品を観たのは今回が初めてです。
ブレッソン氏の作品を観て感じたのは、構図・空間を切り取る素晴らしさです。日常の何気ない風景から必要な物や人物を的確に配置し、それに「決定的瞬間」のシャッターチャンスが加わることで、作品が創られていると感じました。
終盤に、木村・ブレッソン両氏のコンタクトプリント(いわゆるベタ焼き)が展示されていて、一枚の作品を生み出す前後にどんなショットを撮影していたのかが分かり、非常に興味深いものでした。
久しぶりにプロの作品を見学して感化されたのでしょう、家路に就く途中ちょっと気になる風景などを意味もなくバシバシ撮影して歩いていました。
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