立春2010/02/04 22:54

「春は名のみの…」とはよく言ったものですが、今朝の寒さにはホント参りました。

それでも暦の上では今日から春になり、これから日に日に温かさが増してくるのだと思うと、何となく気分は明るくなってきます。

ただ残念ながら、夕べのみぞれの中、傘もささずに帰宅した影響か?今日は喉が痛く、鼻も頻繁に出る状態で、普段はしたこともないマスクを珍しく着用して仕事をしました。(耳に掛けるゴムが痛くて、帰宅する頃には我慢出来ず着用を止めてしまいましたが)

っと、まぁこんな愚にもつかない文章を書いている時間があったら、さっさと薬を飲んで養生することにしましょう。

恵比寿行き2010/02/06 20:53

「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン ー東洋と西洋のまなざし」展

先日S女史に、「写真が上手くなりたいならプロの写真をたくさん見ること」などと偉そうな事を言っておきながら、そういえば自分も最近写真展に出かけていないなぁと言うことで、都心へ出掛けたついでに、去年から観に行こう行こうと思いながら行けずにいた、恵比寿の東京都写真美術館の「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン ー東洋と西洋のまなざし」展を見学してきました。

スナップ写真の神様・木村伊兵衛氏の作品は、これまでにも写真展や雑誌で有名な作品を観る機会がありましたが、ブレッソン氏については「決定的瞬間」の言葉は知っているものの、まとまって作品を観たのは今回が初めてです。

ブレッソン氏の作品を観て感じたのは、構図・空間を切り取る素晴らしさです。日常の何気ない風景から必要な物や人物を的確に配置し、それに「決定的瞬間」のシャッターチャンスが加わることで、作品が創られていると感じました。

終盤に、木村・ブレッソン両氏のコンタクトプリント(いわゆるベタ焼き)が展示されていて、一枚の作品を生み出す前後にどんなショットを撮影していたのかが分かり、非常に興味深いものでした。

久しぶりにプロの作品を見学して感化されたのでしょう、家路に就く途中ちょっと気になる風景などを意味もなくバシバシ撮影して歩いていました。

晴"走"雨読2010/02/11 13:48

以前ならば、朝夕の通勤電車の中で本を読む元気があったのですが、このところ(帰りはともかく)朝はやっとこ電車に乗っているような状態で、落ち着いて本を読む機会がほとんどなくなってしまいました。

それでも本屋の店内をぶらぶら歩くのは好きで、先週も秋葉原へ出かけたついでに、ヨドバシアキバの中の本屋を何気なく歩いていて、文庫本のコーナーで目にしたのが、写真の近藤史恵著「サクリファイス」。

表紙に自転車レースの写真、帯に「第5回本屋大賞第2位」「大藪春彦賞受賞作」「自転車ロードレース×青春×サスペンス」と書かれていて、自転車レースに興味のある者としては、ちょっと読んでみたくなり、早速購入して読んでみました。

冒頭でいきなり衝撃的なシーンを挿入して、一体何が起こったのだろう、この後の物語にどうつながって行くのだろうと言う気持ちを抱かせながら、物語は進行して行きます。

物語の主人公は、チームのエースを助ける役目のアシストと呼ばれる人で、このアシストを取り巻く様々な人々や出来事で作品が出来上がっています。

自転車レースの約束事などの予備知識があると、前半結構面白く読めますし、全く知識のない人でもそういうスポーツがあるのだと言うことで、自転車レースに興味を持ってもらえるのではないかと思います。

後半、物語の運び方に無理と言うか、やや強引なところがあるなぁと思うところもありましたが、それでも一気に読ませてくれるなかなか良い作品ではありました。

マムちゃん寄席に行く2010/02/13 00:00

マムちゃん寄席ポスター

昨年の暮にTBSラジオ土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」にゲストで出演していた「毒蝮三太夫」氏が、席亭を勤めて「マムちゃん寄席」を開くと聞き、出演者に永六輔氏を呼ぶとのことで、一度は「ナマ永六輔」を見ておこうと(正直チケットが高かったのは痛かったですが)、奮発して購入し今日埼玉・浦和の「埼玉会館」へ出かけてきました。

永氏と言えば、戦後昭和の放送史・芸能文化史を語る上で欠くことの出来ない人物の一人ですが、残念ながらここ数年氏のしゃべりがラジオパーソナリティとして正直どうかと思うほどめっきり衰えてしまい、また偶然ですが前日に司会の玉置宏氏が亡くなられましたが、最晩年の玉置氏の口調と非常に似てきて、今晩の出演も大丈夫だろうかと、午前中のラジオ放送から気になりながら(もっと言えば、チケットを購入してから今日までの間にも万が一のことが起こるのではないかと心配でした)会場へ向かいました。

さて会場に到着してみると、既に大入り満員の状態で、客層が想像以上に年齢層の高いのには驚きました。やはり平日昼間から「大沢悠里のゆうゆうワイド」の「ミュージックプレゼント」を聴いているであろう人がほとんどでしょう。私と同世代の人間はほとんど見当たりませんでした。

果たして舞台に登場した永氏は、TBSの外山惠理アナに車椅子に乗せられた状態で出てきたので、そこまで老いてしまったのかと一瞬愕然としましたが、すぐに自力で歩行し冗談であることを示していましたが、冗談にしてはちょっと洒落になってなかったような気もします。

一応「芸談」と言うことで、永六輔氏と毒蝮三太夫氏、それに永氏の付き添い(介護・通訳)で外山アナの3人のトークでしたが、話の内容は良い医者・患者の10箇条と、なんだか土産物の湯呑みに書いてある「オヤジの小言」みたいなものでしたが、最後に桂文楽の言葉「長生きも芸の内」を引用して、上手く締めくくって出番は無事終了。(袖口に引っ込むまでは見ていてヒヤヒヤものでしたが)

寄席の方は、ラジオ番組に時おりゲストで出演する方々が代わる代わる登場し、それらしい雰囲気を出していましたが、やはり1000人を超える大きなホールで、おまけに1階後方の席だったものですから、ずっと双眼鏡で舞台を見ていて正直疲れました。やはりいつも行く新宿末廣亭くらいの規模の寄席が、演者との距離が適当だと思いました。

とりあえず備忘録として、今晩の出演者と演目を書いておきます。

林家 二楽 紙切り(桃太郎・イナバウアー・朝青龍 他)
 松元ヒロ パントマイム・風刺モノマネ
 橘家 圓蔵 「火焔太鼓」
ー仲入りー
 柳家 権太郎 「疝気の虫」
 永六輔・毒蝮三太夫 「芸談」
 三遊亭 小遊三 「うそつき村(弥次郎)」

三たび谷保天満宮へ2010/02/14 18:09

谷保天満宮の入口にて

昨年暮れに国立の谷保天満宮で行われた旧車祭の幹事さんから、当日撮影したビデオを編集した作品を、谷保天満宮の社務所で上映するので是非お越しを、との案内状が先日届いたので、先月初めに絵馬を奉納して以来、三たび谷保天満宮を訪問することに。

昼過ぎに出発の準備を整え、いざイグニッションキーを回すと、相変わらず一発でエンジンが掛からない状態で、何度か挑戦してようやく始動する有様。

このところの寒さの影響もあるでしょうが、2年程度でヘタってしまうようなバッテリーじゃぁちょっとなぁ…近く車検がありますからその際比重を測ってもらいましょう。

さて、上映時間の一時間ほど前に到着し、境内の梅林で写真を撮ろうとしましたが、それまで出ていた太陽が隠れてしまい、何枚か撮影しましたが今ひとつ梅の花が映えなくて、寒いこともあり早々に社務所に入って上映会の開始を待ちました。

作品は当日数台のビデオカメラを使って撮影したものを、本格的な映画編集で使うのと同じ機材を駆使したそうで、流石に大画面のテレビでも綺麗に映っていました。私のようにMacの付属ソフト(iMovieやiDVD)でチマチマ作るのとは出来が違うことを痛感しました。

自分が運転する様子を見る機会は殆どないだけに、今日の上映会は大変面白く観させてもらいました。

トレーニング再開2010/02/20 14:25


快晴の多摩湖(村山下貯水池)

 昨年11月の龍勢ヒルクライム以降自転車のトレーニングを休んでいましたが、4月のツールド草津に向けて、2週間ほど前の週末にまずは家の中でローラー台を回して、今日は今年初めて公道に出てトレーニングを再開しました。

 目的地は、適度な勾配のあるコースでいつも利用している多摩湖周遊路。心配していた路面の凍結もなく、また綺麗に清掃されていたおかげで非常に走りやすかったです。

 トレーニングに加えて、友人の勧めで昨年暮れから朝バナナダイエットを続けたところ、3ヶ月で体重が6キロほど減り、おかげで坂道でもギヤ1枚違うような気がしますが、カロリー摂取量が少ないためか、すぐにバテてしまうので、今後の課題としては現在の体重を維持しつつ、持久力をつけることかなと思っています。

 今日は出発時間がやや遅かったのと、前述の通りすぐにバテてしまったので、まぁ足馴らしと言うことで多摩湖を1周して帰ってきました。

 行き帰りの途中(多摩湖自転車道)の沿道には、見事なしだれ梅が咲いていて、周囲によい香りを漂わせていました。

しだれ梅(多摩湖自転車道にて)


新宿末廣亭 二月下席初日2010/02/21 23:00

新宿末廣亭にて

昨年暮れの新宿末廣亭特別興行「さん喬・権太郎二人会」を見たいと思いながら、結局前売りチケットが入手で気なかった(発売初日ネット上のチケットぴあで販売開始から僅か1分位で完売!)ため、さん喬師がトリを務める時まで新宿末廣亭友の会のチケットを保管しておいたら、二月下席夜の部でトリを務める事が分かったので、チケットを利用して今日は一日落語三昧を決め込みました。(今でもさん喬師の「文七元結」は見たかった!)

いつもの通り、10時に新宿伊勢丹の地下で弁当を買い込んで末廣亭前へ来てみると、ちょっと早すぎたのか、まだ他にお客さんが並んでいなくて、先頭になったので、今日は客席の最前列の中央に座って演者と対峙することに決めました。(ただ最前列だと、落語の時は良いのですが、漫才や太神楽など立って演じる出し物を見るときは全体が見えづらいので、良し悪しです)

昼の部の出演者と演目は下記の通り。

ー昼の部ー
 鈴々舎 やえ馬 「初天神」
 入船亭 扇里 「一目上がり」
 ホンキートンク 漫才
 古今亭 菊志ん 漫談
 入船亭 扇好 「寄合酒」
 翁家 勝丸 太神楽
 古今亭 志ん馬 「七段目」
 林家 鉄平 「大安売り」
 松旭斉 美智 奇術
 柳家 小袁治 「紀州」
 桂 才賀 漫談
 ぺぺ桜井 ギター漫談
 柳家 権太楼 「代書屋」
-仲入り-
 柳家 小満ん 「時蕎麦」
 大瀬ゆめじ・うたじ 漫才
 林家 しん平 漫談(必殺仕事人と民主党の対決)
 柳家 さん生 「浮世床(夢)」
 林家 正楽 紙切り(相合い傘・ピサの斜塔・藤田まこと・だるま)
 入船亭 扇橋 「穴泥」

トリの扇橋師、ご高齢のため前の方の客席でないとマイクを通じても、何を話しているのか正直聞きづらいため、最前列中央の席を選んだ次第ですが、おかげで今日は安心して聞くことが出来ました。

話しぶりは少々もどかしいところがありますが、忍び込んだ家で泥棒が食事をする場面の所作は、見ていて本当に飲み食べしているように見え、流石と思わせてくれます。

以前の寄席で権太郎師が「動いている扇橋さんを見られるだけ幸せ」と言っていたり、小三治師が「声が聞こえなくても、江戸っ子は我慢して「聞こえないよ!」などと言ってはいけない」などと、仲間内からネタにされますが、独特の飄々とした雰囲気で、この先も高座に上がっていただきたいものです。

続いて夜の部の出演者と演目は下記の通り。

ー夜の部ー
 春風亭 一力 「寿限無」
 柳家 小太郎 「動物園」
 ひびき わたる キセル漫談
 柳家 喬之助 「宮戸川」
 橘家 文左衛門 「手紙無筆」
 笑組 漫才
 柳家 はん治 「背なで老いてる唐獅子牡丹」(桂三枝作)
 柳亭 左龍 「口入れ屋(引越しの夢)」
 伊藤 夢葉 奇術
 川柳 川柳 「ガーコン」
 三遊亭 圓丈 「現代版ガマの油」
-仲入り-
 林家 正雀 「大師の杵」
 すず風 にゃん子・金魚 漫才
 柳亭 小燕枝 「親子酒」
 古今亭 志ん橋 「熊の皮」
 柳家 小菊 俗曲
 柳家 さん喬 「井戸の茶碗」

印象に残ったのは、小太郎さんの「動物園」。オチが昔読んだ筒井康隆氏の傭兵の出てくるショートショート(作品名失念)にどことなく似ているなぁと聞いていて思いました。

喬之助師。マクラで最近テレビ等でよく見かける「続きはWEBで!」のCMの話をしてから「宮戸川」。サゲをどう処理するのかと思っていたら、いきなり「続きはWEBで!」で終わり。なるほどマクラを上手く持ってきたと個人的には好きな落し方でしたが、年配のお客さんにはどう理解できたでしょうか?ちょっと気になりました。

続いて白酒師の代演で登場の文左衛門師もサゲに「続きはWEBで!」を使って、あまりの馬鹿馬鹿しい落し方につい笑ってしまいました。

正雀師。何を話てくれるかと期待していましたが、マクラはこのところアチコチで話されている、伊勢神宮参拝の話。「大師の杵」に入ってもところどころ小咄(彦六師と先代文治師の会話)が入って流れが寸断されてしまい、時間が押していたのか早口で正直この日はガッカリでした。正雀師は中トリやトリなど比較的時間に余裕がある時に、たっぷり噺をしていただくのがよろしいようです。

さて、トリのさん喬師。今日は「井戸の茶碗」。市の図書館で何度もCDを借りて聞いていますし、以前TBSラジオの「ラジオ寄席」でも演じていたので、既におなじみの噺ですが、実演に接したのはこれが初めてです。やはり登場人物のやり取りなどの動きを見ながら噺を聞くと、さらに噺が理解出来ます。

少々時間が押していたのか、CDの時よりも少し端折ったりしていたように思いましたが、それでもじっくりと名演を聴かせていただき、満足して帰宅の途に就きました。

ツールド草津参加出来ず2010/02/28 17:18


昨年の大会から

 昨晩友人Iと「ツールド草津」の参加について電話で確認をして、さて申し込みをしようと今朝「スポーツエントリー」のサイトを開いたところ…

 参加申込みのボタンが無い!

 確かに昨年暮れに届いた案内状に、先着2,000人で募集締め切りとは書いてあったけど、既に今月17日には定員に達していたんですな。

 以前は3月中旬でも余裕で申し込み出来たけれども、昨年は2,000人以上のエントリーがあったとプログラムに書いてありましたから、主催者も参加者の増加で収拾がつかなくなってきたのでしょう。

 仕方がないので、翌週「群馬CSC」で開催されるイベントに参加しようかな。

 それにしても毎年競技終了後の温泉を楽しみにしていただけに残念無念っ!