生煎包2007/08/18 21:04

生煎包

渋谷でのイベントを見終えた後、新宿近辺で食事をしするため事前にネットで適当な中華屋がないか調べてみたものの、今ひとつ惹かれる店が見つからず、それでもまぁ行けば何か見つかるだろうと西武新宿駅周辺を歩いて何件か見つけたのですが、どこも今ひとつ入店するに気にならずぶらぶらするうち、何となく職安通りを渡って大久保通りへ抜ける狭い路地を歩いていました。

20年ほど前、山歩きを趣味にしていた頃は、この路地を抜け大久保通りを出たところにあった、今で言うアウトドアショップの元祖みたいな店(ICI石井スポーツ)によく通っていて、以前の記事で紹介した登山靴もそこで購入したもので、それ以来15年ぶりくらいに出かけてみたら、跡形もなくなっていて何やら建設工事が行われていました。(帰宅後ネットで調べたら、今年の3月末に移転したことを知りました)

さて、大久保通り沿いと言えば、言うまでもなく最近は数多くの韓国系の店に加えて、少なからぬ数の中華系の店もひしめき合って、独特の文字の看板や行き交う人々の会話から、日本にいながら異国情緒を味わうことができるなかなか面白い場所ではあります。

件の路地を抜けて大久保通りを東に歩きながら適当な店はないかと探しましたが、やはり圧倒的に韓国料理の店が多いなぁと半ばあきらめていたところに目にしたのが、「東方食府」なる中華料理店の看板。加えて奥に「上海焼き饅頭」の文字と「生煎包」の写真を目にして、引き寄せられるように店の中へ入りました。

食事は「西紅柿炒鶏蛋(トマトと卵の炒め物)」定食を、それと気になっていた「生煎包」を注文しました。

定食はサラダとデザートがついて750円。味は以前別の中華屋で食べた料理は塩分が強かったり、逆に甘さ強かったりしていたのですが、こちらのお店は適当なさじ加減で好感が持てました。また結構な量でこれだけでもおなかがいっぱいになってしまいました。

「生煎包」は、以前上海で目撃したもの(写真右)とほぼ同じと思われます。(5個で680円)

吉祥寺で食した「焼小龍包」は齧ると中から肉汁が飛び出てきましたが、こちらの生煎包はそれに比べるとジューシー感はほとんどありません。本場の生煎包もこんな感じなんでしょうか?

昼少し過ぎに入店したので、まだまだお客さんが多くて忙しそうだったので、店員さんに話しかけるチャンスはあまりなかったのですが、ちょっと発音にr化が入っている感じだったので、もしかしたら北方系の人かもしれません。その辺りを確かめるのも含めてまた足を運んでみたいお店でした。