今年のツールも…2007/08/01 23:08

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

日本においてサイクルスポーツは圧倒的にマイナーなスポーツの一つで、三大ロードレースの一つである「ツール・ド・フランス(以下TDF)」についても、一般のマスコミではほとんど採り上げられる事はないのですが、このところのネットニュースから飛び込んでくるのは、有力選手のドーピング疑惑ばかりです。近年あまりロードレースのニュースを確認していなかったので、あらためてネットで調べてみたところ、見覚えのある選手の名前がまぁ次々と出てくることと言ったらないですね。

昨年もレース終了後に総合優勝者のドーピング疑惑が報じられていましたが、その頃ネットニュースで、スポーツ界におけるドーピング陽性反応の多いスポーツは、一番が自転車で次が野球との記事を読んだ覚えがあります。

筋肉増強による公平さを欠く行為も問題ですが、薬物による副作用もあるそうですから、自転車に限らず各競技団体はこの点をしっかり監視・指導して(実際はイタチごっこで大変と聞いていますが)、観衆が楽しめるスポーツにしていただきたいと、アマチュアサイクリストの一人として切に思います。

ところで私が「TDF」を見始めたのは2002年で、この頃連勝中の「ランス・アームストロング」は圧倒的な強さからドーピング疑惑がかけられたり、沿道の観衆から「ドペ!(ドーピング野郎!)」と野次られていたことを告白していました(たぶん他のレースにはほとんど参加せず「TDF」一本で勝負していた姿勢にヤッカミもあったんでしょう)が、生存率の低い癌を克服してレースに参加し続ける彼は、確かにある意味人間離れしていたようにも思います。

写真は彼の半生を綴った名著「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく(講談社刊)」です。

雑感2007/08/01 23:57

サッカー大好き!!

とかく世の中時期を逸してしまうと、その後のことがなかなか上手く進まなくなる事がありますが、今日の事実上更迭のニュースなんかはもぅ絵に書いたような展開でした。辞めさせなければ「いつまでかばい続ける」と文句を言われ、選挙結果を受けた形で事実上の更迭をすれば「なぜこのタイミングで」と言われるなど、本当に一国の舵をとる人や取り巻き衆がこんな状態で良いんでしょうか?当のご本人の進退についても、この日曜日の結果や民意を謙虚に受け止めるべきだと思いますが。

一方で参議院で第一党となった団体も、大勝の理由を注意深く分析して今後の国会運営を進めて欲しいですね。世論調査によれば、この党に期待して投票した人はそれほど多くないようですから。(かく言う私も寄り合い所帯のこの党には投票していないのですが)

だいたい党の代表者が選挙終了後2日間公に姿を現さず、ようやく現れたと思ったら、「選挙疲れ云々」と言うのはどういう事なんでしょう。以前から体調が決してよろしくないと聞いていますが、まかり間違って一国の代表者にでもなった時に、これじゃヤバいんじゃないでしょうか?どこかの国の大棟梁のように、他所の国の晩餐会の席上粗相をして大騒ぎになるような事がなければよいのですが。

作詞家:阿久悠氏死去のニュースに触れて、音楽作品のページを見てみると、ピンクレディーの作品はもとより、70年代の歌はかなりの数の曲が今でも歌えます。いかに子供の頃に歌謡番組(それとドリフの歌のコーナーの影響でしょう)に触れていたかが分かりますし、それだけ覚え易い詩の内容だったのでしょう。ただただ合掌。

地方巡業を蹴って故郷でサッカーボールを蹴っていた相撲取りについて。これまで大なり小なりトラブルを起こす度に「横綱としての品格が足りん」と周りは言うだけで、具体的な制裁処分を下さないでいたのに比べれば、今回はずいぶん思い切ったなぁと言う感じ。まぁ個人的には2場所と言わず今後ずっと…(以下略)

写真はたまたま商店街のパン屋の店先で見かけた、味のある手書き看板。下のセリフがちょっと笑わせてくれます。

日本橋界隈散策2007/08/04 22:25

旧中央区立十思小学校(現 十思スクエア)

Intel Macをまだ購入していないくせに以前から気になっていたMac用ソフト「CrossOver Mac」の日本総代理店が、特別セミナーを開催すると言うので、猛暑の中出かけてきました。

神田駅を降りて目的地までブラブラ歩いていましたが、土曜日のオフィス街はかなり閑散としていて、途中で立ち寄ったコンビニの店員(たぶん中華系外国人のアルバイト)も手持ち無沙汰のようでした。

セミナーは猛暑で外出を控えてしまった参加者が多いためか、私が参加した時間帯は結局私一人だけ。一対一で説明を受けましたが、まぁ他人を気にする事なく、ごく初歩的な下らない質問も出来たので、これはこれでよかったと思います。

製品そのものについてはどうでしょうね?現時点では対応ソフトがどうも今ひとつ少ないのが難点と言えますが、日々対応努力をしていると言う説明でしたので、まぁ今後に期待と言ったところですね。

私がIntel Macを購入する頃には今よりも対応ソフトが増えて、例えばPicasaが使えたら即購入なんですがね。(まぁGoogleがPicasaのMac版を出してくれれば済む話なんですが)

セミナー終了後、会場近くの日本橋小伝馬町の、ある建物の工事に関わって18年程前の一週間通いつめたことがあったので、久しぶりに再訪してみるかとブラブラ歩いてみることに。

現場の目の前に小学校があったことを記憶していたので、事前にインターネットの地図サービスでかつての場所付近を調べてみたところ、なぜか小学校の文字が見当たらず不思議に思い、ただいかにも小学校らしい大きさの建造物があったので、とにかくその場所へ行ってみたら、かつての「十思小学校」は廃校になって、現在は中央区民のサービス施設になっていました。やはり少子化と人口流出が影響しているんでしょうね。

その後は「江戸通り」を東京駅方面へひたすら歩いて、途中前述の「十思小学校」の翌年完成した「常磐小学校」を見て、東京駅から中央線に座って(確実に座るためわざわざ東京駅まで行った訳です)帰路につきました。

8月8日2007/08/08 23:12

今日は「立秋」。暦の上では今日からもう秋ですが、まぁ新暦ではとてもそんな気分になることもなく、今日も暑い一日でした。まぁあと一ヶ月くらいはじっと我慢ですね。


夜中のうちに海の向こうでは新しいMac製品が発表になりました。iLife'08のiPhotoがアップグレードされて、とくにウェブギャラリーは非常に魅力的で購買意欲をそそられますが、お楽しみはこの秋の次期OS発売まで取っておくことにします。


さて、一年後の今日は2008年8月8日ということで、お隣中国では縁起の良い8並びの日に「北京オリンピック」の開幕式があります。一年前の今日はそれを記念したお祭りをやっていて、日本のニュースでも現地から中継をしていました。

それにしても何もこの暑い時期に(何でも明日の北京の予想最高気温は40℃だとか!)オリンピックをやらなくてもと思いますし、ある参加表明国は北京の大気汚染のあまりのひどさに、選手を試合直前まで入国させない方策を採って、選手の健康状態を保つそうです。

そうでなくとも昨今の食品をはじめとする製品の品質問題や、少数民族に対する人権抑圧政策を理由に参加をボイコットしようと言う意見があったり、果たして大会は無事開かれるのか?仮に開催されたとしてもきちんと運営できるのか?などなど、一年前からさまざまな意味でますます中国(北京)から目が離せません。

帰省(その1)2007/08/11 20:19

東京を出発(AM7:30)

G.W.以来久しぶりに帰省しようと、しばらく前から交通手段を考えていて、このところの暑さの中、帰省の渋滞に引っかかった時の恐ろしさに加えてガソリン価格の高騰から、車をあきらめて電車利用を考えていましたが、最終的に運動不足解消を兼ねて自転車に乗って帰省することに決めて、前日の朝に数日分の着替えを積めたバッグを実家へ宅急便で送りました。(実際のところ宅急便の料金と帰省途中の飲み食いを考えると、自転車で帰省するのが最も費用がかかるのですが、まぁ細かいことはいいでしょう)

帰省当日の朝、ラジオは日中の気温が今年最高になるであろうと報じていたので、涼しいうち(AM7:30)にアパートを出発。G.W.に実家から東京に戻ってきた逆ルートで実家を目指しました。

帰省(その2)2007/08/11 20:27

川越市「時の鐘」の前にて

アパートから1時間半ほどで川越市に到着。栄養補給と休憩を兼ねて町並みを散策。さすがに9時頃は、まだ観光客がほとんどいなかったため、街のシンボルである「時の鐘」の前で記念撮影。

帰省(その3)2007/08/11 20:27

利根川 上武大橋のたもとにて(PM0:15)

川越市から国道254号に合流し、さらに国道407号沿いに北上。前回実家から東京へ戻った時は終止向かい風で往生した道程も、今日は南風(追い風)に乗り、そして背中のバッグに入れたトランジスタラジオから流れてくる放送のおかげで、気がつけば熊谷市に到着。

ただ順調に走っていられたのもこの辺りまで。利根川に架かる上武大橋の下で昼食を採ろうと思ったものの、(地図を持っていないため)国道17号から右折する場所を間違えてしまい、炎天下の道に迷いながら河川敷まで行き現在場所を確認すると、目標の上武大橋からかなり下流にいることが判明。

東京を出発して4時間半、12時ちょうどになんとか上武大橋のたもとにたどり着くと、うまい具合に目の前にコンビニがあったので、食料とスポーツ飲料を購入して橋の下で小休止。

帰省(その4)2007/08/11 20:29

利根川 島村の渡し(右岸)にて

昼食後は「利根川自転車道」を遡上。「島村の渡し」の右岸に到着し、写真のように対岸にいる船頭さんを呼ぶ旗を掲揚すると、ほどなくして渡し船がやって来ました。

短い船旅を終え左岸に上陸してからは、利根川・広瀬川・桃ノ木川のサイクリングロードを走りましたが、実家を目の前にして披露とのどの渇きがピークに達してしまい、おまけに尻の痛みも加わって、距離にしてたかだか20kmほどの距離に2時間以上要してしまいました。

3時過ぎに実家に到着。帰宅後早速汗を流して休んだ後、地元の30年来の友人との飲み会に参加しましたが、昼間の疲れが出たのか予想以上に酔いの回りが早くて、途中で寝込んでしまいました。

帰省(その5)2007/08/12 20:30

前橋市中心部

前日の飲み会で、前橋市中心部の様子が話題になったので、実際に見てみるかと午前中自転車に乗って市の中心部へ出かけてみました。

地方都市の荒廃ぶりを「シャッター通り」と言う言葉で表すことがありますが、現在の前橋市の中心部はシャッターは言うに及ばず、商店そのものがなくなり更地や駐車場になっていて、かつて(といってもたった20年ほど前のことですが)の賑やかさを知る者としてはさらに寂しさが増してきます。

先日TVで宇都宮市の活性化のために、LRTを導入する/しないで市民の意見が分かれていると言うことを報じていましたが、宇都宮市以上に中心部の空洞化が進んでしまった上に、年間を通じてこれと言った名物のない前橋市は、果たしてこの先どうなってしまうのでしょうか?

帰省(その6)2007/08/12 20:31

「るなぱあく」にて(飛行塔の下に「木馬館」)

市内中心部へ出かけた足で、県庁近くにある「るなぱーく」へ出かけてみました。

我々の世代ですと「前橋市中央児童遊園」の名称がしっくりきますが、現在はNPO法人が運営をしているそうです。

経営母体が代わり、遊具もだいぶ変わってしまいましたが、遊園地の中心には懐かしい「木馬」が鎮座していて、昔と変わらない10円の表示があって何となくホッとします。

るなぱあくの木馬は1950年に旧・中村製作所(現バンダイナムコ)が作った遊具第1号。同時期に作られ、かつ現役で活躍しているのはるなぱあくの木馬のみで、ナムコ創業50周年の記念イベントにはここから木馬が貸し出された。
 (園内の説明文より)

懐かしさにかられて何枚か写真を撮っていると、園内の係員から声をかけられました。曰く「来場者の中に極端にカメラを向けられることを嫌う人がいるから」だそうですが、おそらく「幼い子供を好んで撮影する趣向」の輩と思い警戒のため声をかけたのでしょう。

中年男が一人で遊園地でカメラを構えていればそう来るであろうと、なんとなく予想していたので、「私もその点は十分注意して撮影しているつもりです」と返事をしておきましたが、正直ムッとしましたね。

以前も立川の昭和記念公園で開催されていたトライアスロン競技を沿道から撮影しようと思ったら、係員から「事務所で許可を取ってください」と言われ事務所で話を聞いてみたら、「その手の趣味」の人を排除する目的だと説明していました。やれやれ一般のアマチュアカメラマンにとっては、なんとも世知辛い世の中になったものです。