下餃子2007/07/07 22:01

なかなか関東地方には本格的な雨が降りませんが、いかにも梅雨と言った感じの日が続いています。一方九州地方からは連日大雨のニュースが飛び込んできます。何とかこれ以上被害が拡大しないよう祈るしか出来ないのが、ちょっと申し訳ない気分です。

もう暫くすると、梅雨も終り本格的な夏が到来し、海水浴場やプールに殺到する人々の様子をニュース映像で見ることになりますが、毎日ダウンロードして聴いている「CSLPod」ではそれを先取りしたかのような内容のテキストが先日紹介されていました。

日本では、例えば海水浴場やプールが混雑している様子を「芋を洗うよう」と表現しますが、中国ではタイトルの「下餃子」もしくは「煮餃子」と、芋の代わりに餃子が使われています。両国の食文化の違いですね。(ここで言う餃子は「水餃子」のこと。焼餃子ではありません)

以前北京人のZ老師や上海人のZ小姐に、「餃子は主食か副食か」を質問してみたところ、二人とも「餃子は主食です」との答えが返ってきました。なかでも上海人のZ小姐が4月に初来日した時、日本人が餃子をオカズにご飯やラーメンを食べるのを見て相当不思議に感じたそうで、5月に再会した時に何度もそのことを私に話して、聞いていて笑ってしまいました。

銀座⇔有明ポタリング(その1)2007/07/08 22:09

東京駅前にて

今日は有明の東京ビッグサイトで開催中の、出版業界の見本市「東京国際ブックフェア」最終日と言う事で、何か掘り出し物はないかと、朝一番で出かけることにしました。

雨が降っていたら臨海線で行こうと考えていましたが、降水確率は低いとの予報を見て、運動を兼ねて久しぶりに「BROMPTON」を電車に積み、銀座から晴海通りを東に走ってみることにし、まずは東京駅に降り立ちました。

東京駅からまず山手線沿いに有楽町へ行き、「三信ビル」の解体工事現場を写真に収めてから早朝の晴海通りを東へ。

勝どき橋を渡り2年振りに晴海埠頭へたどり着いてみると、昔はT字路になっていた道路が広い交差点に変わっていて、「晴海大橋」なる巨大な橋で対岸の豊洲埠頭に渡れるようになっていたのでそのまま直進し、豊洲埠頭を横断。「木遣り橋」で東雲運河を越えて、東京ビッグサイトのある江東区有明に上陸しました。

埠頭を渡る橋が出来たおかげで、以前のように豊洲を大きく迂回しなくても有明までたどり着けるのでこれは便利ですね。

「東京国際ブックフェア」会場では、特価販売の雑誌や北京言語大学出版社の参考書を数冊購入して一時間程で帰路につきました。

銀座⇔有明ポタリング(その2)2007/07/08 22:10

選手村予定地

復路は「ゆりかもめ」の下を走る道沿いに銀座方面へ向かうことにして、「有明テニスの森駅」付近では、例のオリンピック選手村の看板を見ました。

そう言えばバブルの頃、この周辺に倉庫を改造した巨大なディスコがあったのでは?と思い、帰宅後ネットで調べたらちゃんと情報がありました。

「有明北橋」を渡って再び豊洲埠頭に上陸。10年程前自動車(MINI)雑誌主催のイベント参加のため、豊洲埠頭を訪ねて以来の再訪ですが、荒涼としたな風景は当時とあまり変わっていない感じがします。この近所には将来水産市場が移転するとかしないとか。土壌汚染が問題視されていますが、果たしてどうなることでしょうか?

銀座⇔有明ポタリング(その3)2007/07/08 22:11

銀座・天津飯店

銀座に戻ってくると12時を過ぎていたので、ここで昼飯。

ネットで銀座2丁目に趣のある中華料理屋があるとの情報を得ていたので、早速訪ねてみたのが、写真の「天津飯店」。

日本一の商業地「銀座」と言う事を一瞬忘れさせてくれるような佇まいで、入り口のおばちゃんの、威勢の良い呼び声に誘われるように店内へ。

店頭のメニューをほとんど見ていなかったので、何にしようか一瞬迷いましたが、とりあえず「炸醤面」はあるかを尋ねてみたら、あると言うのでまずそれを注文。

あっという間に「炸醤面」が出来上がり、それだけだとちょっと足りないかなと思い、やはりネットでこちらの店の「水餃」の記事があったので、追加注文。

久しぶりに「炸醤面」を食すことが出来た事も良かったのですが、追加で頼んだ「水餃」が、皮が厚くてボリュームがあり、これだけでもけっこう腹持ちがします。

店頭に「北京」や「天津」の文字を見かけたのに、店内や厨房から聞こえて来る会話にあまり北方系の感じがしないなぁと思い、帰りがけ店の裏で餃子の皮を作っていた「師傅」にどこから来たのか尋ねたら「杭州」出身とのこと。

2品で1,300円ちょっと。セットメニューではなく、単品で頼んだのでこれは仕方がないですが、まぁそれでも久しぶりに本格的な中華料理屋に出会えて十分満足しました。次回銀座へ出かける時もぜひ訪ねてみたいお店です。

三連休2007/07/16 19:54

多摩湖(村山貯水池)にて

つくづくこの国は自然災害が多い事を実感した三日間でした。まずはこの数日間に台風や大雨、そして今日の地震で被災された方には心からお見舞いを申し上げます。

昨日今日は食料を買い込んでほとんど外出せず、「食っちゃ寝」で怠惰な2日間を過ごしましたが(家の中でトレーニング用のローラーを回す気力もなかったので)、最終日は天気も回復したので恒例の多摩湖周遊路を走ることにしました。

いつもの通り多摩湖を半時計回りに一周し、さらに半周しようとグッドウィルドームの近くまで来たところで、携帯電話が鳴り上司から新潟地震発生についての安否確認の連絡が来て今日の大地震を知った次第です。

テレビやラジオがない場所へ出かけてしまうと、いざ大災害が発生しても分からないもので、たぶん同時間帯に周辺で散歩やトレーニングに励んでいた人たちのほとんどは、午前中の地震の発生を知らなかったでしょう。

ここ数年大規模な地震が各地で多発していながら、逆に来るぞ来るぞと言われ続けて数十年経っている東海沖や関東にほとんど地震が発生しないことを考えると、いよいよ怖くなって来ます。非常用の食料などを本気で準備しようかと思う今日この頃です。

今更ながらPSE問題2007/07/18 23:03

今朝起き抜けに目にしたネットニュース(一部)

PSE問題で経産省がミス認め謝罪 「立法時、中古品想定せず」

AV機器などの中古品販売に大混乱を起こしたPSE法について、経産省は「立法時、本格施行時にそれぞれミスをしてしまった」と認め、「多くの事業者に迷惑をかけたことを深くお詫びする」と謝罪した。秋にも改正法案を提出する予定だ。
2007年07月17日 20時33分 更新

去年春先の「PSE問題」、国民にほとんど知らされないまま5年の猶予期間が満了する直前になって案の定大騒ぎとなり、一時はどうなることかと注目していましたが、施行直前に状況が急展開して結局うやむや同様の状態で現在に至っているわけですが、それにしても「立法時中古品を想定していない」とはなんと言う言い訳でしょう?

役人は現実を知らないで立法することがあるから本当に困ります。個人的には天下の悪法「Nox法」のおかげで泣く泣くMINI VANを手放した(普通のMINIと同じガソリンエンジンなのに、ひとくくりに4ナンバー = ディーゼルエンジン扱いされ首都圏から追放された)怨みがあるだけに、今回のPSE法施行のおかげで廃業に追い込まれたり、職を失ってしまった人達には本当に同情します。

少なくとも今回の件で被害を被った人達のためにも、国は責任をハッキリ示すべきです。

あるコラムニストが、「ひらがな、カタカナそして別けのわからない英語の名前の法律が出てきたときは危ない」とつねづね語っていますが、全くその通りだと思います。(その意味で最近はあまり耳にしなくなった----単になりを潜めているだけ?の「ホワイトカラーエグゼンプション」と、それを提言した経団連に抗議を示すため、当面C社のデジカメやパソコン周辺機器を購入しません)


(追加)

公開した後でさらに関連ニュースが公開されていることに気がつきました。こちらもぜひお読み下さい。

「PSEで失ったもの、戻らない」——国のミスに振り回された中古店

「やらせ報道だった」とは言うものの2007/07/19 23:04

中国の街角にて(左:上海 右:北京)

件の「段ボール入り肉まん」が事実ではなかったとは言っても、その他の中国製品全体の品質問題が解決した訳ではないですし、それらの安全性・信頼性が回復する(するのか?)のは当分先の話でしょう。

「段ボール入り肉まん」と言ういかにもワイドショウ受けするネーミングに惑わされず、その他の中国製品についても引き続き注目をしてゆきたいものです。

今回の騒動で世界の耳目が中国の品質管理に集まって、彼の国の自浄作用に変化が出てくれれば、この「やらせ報道」も意味があったのではないかと思っています。

それにしても自由な報道が認められていない(たぶん検閲バンバンでしょう)国で、国家や党の宣伝になる「やらせ報道」は枚挙に暇がないでしょうが、マイナスイメージになる「やらせ」も許可されたということの方に正直驚きました。

ところで仕事や遊びで中国へ行くと、朝食はホテルで食べるとしても、昼・夜食は外で適当な食堂を探さざるを得ず、いつも悩んでいます。

人気があって混んでいる食堂は注文でモタモタしていると他のお客さんに悪いと思い、ついつい地元の労働者が利用しているような小さな食堂に入店しがちです。

土地の雰囲気を味わいつつ、かつ旅慣れた旅行者の雰囲気を演出して一人悦に入るのも良いかな?と思うのですが、こういった店は概して衛生の面でちょっとねぇ…

通りの露天で売られている食べ物、特に写真左の「油条(Youtiao)」や右の「糖葫芦」には非常に興味があるのですが、やはり衛生面でなかなか手が伸びないのは事実です。(王府井の大きなオモチャ屋の入り口で、ビニル袋入りの糖葫芦が売られていましたが、買い損ねてそれっきりです)

木枠のシミ2007/07/22 20:24

応急対策

関東地方の梅雨明けはまだまだ先のようで、今日も午前中は今ひとつはっきりしない空模様で、トレーニングに出かけようかとも思いましたが、今にも降り出しそうだったので、久しぶりにローラー台を引っ張り出して家の中でラジオを聞きながら自転車を漕いでいました。

午後ようやく薄日が射して来たところで、久しぶりに洗車でもしてみるかと思い、1月半振りにボディーカバーを採ってみたところ、木枠の一部に黒いシミが…

雨水の染み込んだ窓ガラスのレールが、木枠の表面に触れていつまでも乾かないでいるため出来たシミです。6年前にも同様の原因で、木枠の一部を削るほどダメージを受けました。

梅雨の時期でも晴れ間を見てこまめに風通しをしておけば簡単に防げることなので、ひとえにオーナーの怠慢が原因です。

表面のニスを剥がして少しペーパーをかければ目立たなくなる程度と判断して、今日のところはこれ以上レールと木枠が接触しないよう、楊枝を刺して隙間を空け風を通し易くしておきました。お盆の頃にでも補修作業をやることにしましょう。

2007/07/25 21:19

「生きる」(中国語字幕DVD)

5月に実施した定期健康診断の結果を見たら、胃に何やらあるらしいとのことで、産業医から精密検査を薦められ、3年振りに胃カメラを飲むための予約で、近所で比較的評判の良い病院へ。

やはり「不惑の歳」を過ぎると、身体のあちこちいろいろとガタが来るんでしょうかね?(あまり認めたくはないですが)

確かにかなり前から胃がムカムカするような感覚を持ち続けていますが、前回「十二指腸球部変形」とやらで初めて胃カメラを飲んだ時は結局何も見つからず、たぶんバリウムが奥まできちんと流れ込まなかったため、正しい形で撮影出来なかったのでしょう、と言う説明でなんとなく収まったのですが、その時先生が映像を見ながら「ちょっと潰瘍が治りかけたような跡がありますね」と話していたのは気にはなっています。さてさて今回はどうなります事やら…

さて胃と言えば連想するのが、「これはこの物語の主人公の胃袋である。噴門部に胃癌の兆候が見えるが、本人は未だそれを知らない」のナレーションで始まる黒澤明監督の「生きる(1952年)」です。

今から四半世紀以上前、中学生の時に初めてこの映画を観て、生と死と言う地味で重いテーマの中で、主人公が生きる目的に気が付く場面の表現に感動し、以来私の最も好きな映画作品のトップに常に君臨し続けている作品です。

この他現代にも通じる痛烈な役所批判、ラストでヒラの職員が見せるどうにもならない無力感など、どのシーンも印象深く、逆にあまりにも有名な夜の公園でブランコを漕ぐシーンが霞んでしまうほどです。

社会人になって間もない頃は、この映画の主人公のように生きる事が出来たら理想的だと思っていたものですが、次第に映画の中で職員達が語る愚痴と同じになってきたのは悲しい事です。まぁこれが現実なんですかね。

写真は中国で購入したDVD。音声は日本語ですが、字幕が中国語です。

吉祥寺散策2007/07/28 21:11

吉祥寺「小籠」(左) 上海「生煎」(右)

朝一番で胃カメラを飲んできました。前回同様苦しい思いをしたわりには、結局なにも見つからず、胃の内部の写真をもらって終了。今回は少々緊張して検査に望みましたが肩透かしを食らってしまいました。(まぁ逆に何かみつかったら、それはそれで困っちゃう訳ですが)

検査後しばらく飲み喰いは控えよ、とのことなので時間つぶしに吉祥寺へ出かけてみることにしましたが、検査の疲れと朝ごはんを食べていない上に、昨夜窓全開で寝ていて風邪をこじらしたのか、週末恒例の頭痛が重なって、今日の暑さはかなり堪えました。

北口駅前に先日オープンした大手家電量販店を覗いてから、井の頭公園を散策し、再び駅前に戻ったあたりでちょうどお昼時となり、東急百貨店の裏手をぶらついて適当な飯屋を探していたところ見付けたのが、写真左の「小龍」なる中華料理屋さん。

店先の「焼小籠包」の文字が気になってそのまま店内へ。「中国家常菜(家庭料理の意味)」の店の割に、メニューが居酒屋なんかにありがちな創作料理っぽいネーミングが多くてちょっと残念。とりあえず刺激物を避けて、冷やし中華のセットと「焼小籠包」を注文。

腹は減っているわりに胃の調子が完全に戻っていないのと、検査の前に飲んだ麻酔薬の影響で、口や喉に違和感があったため、味云々は正直よくわかりませんでした。おまけに出来立ての焼小籠包にかじりついたら、中の熱い肉汁が飛び出して唇を少し火傷してしまいました。

厨房からあまり会話が聞こえてこなかったのですが、どうやら向こう出身の家族が経営しているようで、店先では小姐が小籠包を1つひとつ手作りしていていました。体調がよければいろいろ聞き出すところですが、また日を改めてということで、今日はまっすぐ帰ることにしました。体調が回復したらまた出かけてみたいと思います。

帰り掛け、店先の宣伝を読んでいたら、「焼小籠包」というのはてっきりこのお店の創作料理かと思いきや、上海に「生煎(Sheng1jian1)」という名前の食べ物があると言うことを知り、確かにどこかで見たような記憶があるなと思って、帰宅後デジカメの写真を検索したら、今年の冬に上海の街角で撮影した写真の中に写っていました。