圓朝まつり20102010/08/08 18:55

本日の成果(噺家さんサイン)

今日は台東区谷中の「全生庵」で、(社)落語協会圓朝まつり2010実行委員会主催による「圓朝まつり」が開催されるので、以前から欲しいと思っていた寄席文字グッズの購入と、お気に入りの師匠のサインを頂くことを目的に。初めて足を運んでみました。

事前のチラシ等には地下鉄千代田線の千駄木駅からの地図が書かれていましたが、中央線からの乗り換えがチョット不便かと思ったので、山手線・京浜東北線の日暮里駅から、谷中霊園の中を突っ切ってゆくルートを選択しました。

日暮里駅は、成田空港への行き帰りに乗り換えで利用するものの、改札を出たのはこれが初めて。谷中霊園も以前近くの「澤の屋旅館」さんへ遊びに行ったときにチラッと見たかな?という程度で、こちらも初めて。

墓地を歩いている途中で、「徳川慶喜の墓」の看板があったので、チョット寄り道してみましたが、塀に囲まれて柵の外からしか眺めることが出来ませんでした。

気をとり直して再び全生庵へ向かうと、前の通りには既に多くの落語ファンが開場を今や遅しと待っていて、列の一番最後はもうすぐ千駄木駅かと思うくらいの長蛇の列が出来上がっていましたが、それでも9:30の開場時間の少し前から徐々に列が動き始めて、割合スムーズに会場に入ることが出来ました。入口で柳家権太楼師から直接公式ガイドブックを購入。

扇子お焚き上げ

10:00に物故者の法要が始まり、続いて本堂前で落語協会幹部らによる扇子のお焚き上げが行われ、金原亭世之介師の開会宣言でお祭りが始まりました。

さっそく各噺家さんの屋台を覗きながら、お目当ての師匠を見かけたらすかさず持ってきた色紙にサインをしていただきましたが、途中で色紙が足りなくなって、仕方なく団扇やガイドブックのサイン欄に書いていただきました。もうチョッと余分に購入しておけばよかったと反省。

今日の成果はトップの写真の通り(順不同・敬称略)

柳家 喜多八(Tシャツ)
 柳家 さん喬
 柳家 三之助
 柳亭 市馬
 橘家 文左衛門
 柳家 喬之助
 柳亭 小燕枝
 林家 彦いち
 柳家 三三
 柳家 小袁治
 桃月庵 白酒
 春風亭 一之輔
 隅田川 馬石
 鈴々舎 馬るこ
 林家 ぼたん
 古今亭 志ん橋
 柳家 権太楼
 古今亭 志ん輔
 金原亭 小駒
 大瀬 うたじ

奇しくも柳派が大半を占めています。

お囃子茶屋の風景

芸人屋台で気に入ったのは、まずは落語協会お囃子連中のお師匠さんによる「お囃子茶屋」。お客さんのリクエストに応じて、数多くある寄席囃子をその場で、また曲名でなく噺家さんの名前だけでリクエストしても、すぐに応じて演奏してしまうのには驚きました。私も一曲先代文楽師匠の「野崎」をリクエストしました。

寄席文字の店

それから、お目当ての寄席文字の店(寄席文字橘会)。こちらもリクエストに応じてどんな漢字も下書きなしで書き上げてしまう技には感動しました。一文字1,000円とリーズナブルだったので、記念に苗字の一文字を書いていただきました。

後ろに並んでいた外人(多分フランス人)は何をリクエストするのかと思っていたら、もうすぐ赤ちゃんが生まれるので記念に書いてもらいたいと言うことで、一緒に並んでいたお客さんと相応しい字はないものか相談して、不肖私の提案で健やかに育つよう「健」の文字を書いてもらっていました。

会場の様子

それにしても、立錐の余地もないとはこのことかと思うくらいの人出と熱気には参りましたが、噺家さんと間近に接することが出来て楽しいひとときを過ごしました。

昼にお堂の裏にある三遊亭圓朝のお墓にお参りをして、午後一番に行われた歌謡ショウと抽選会を見て帰宅の途に就きました。また機会があれば再訪したいイベントでした。

三遊亭圓朝のお墓