多摩川サイクリング ― 2008/05/18 20:45
GW明けからしばらく慌ただしい日々が続いていましたが、ようやく一息つけるようになり、久しぶりにBlogの更新です。
年に一度程度、戦時中の大型不発弾処理のニュースが報じられています。これまでは比較的遠いところのニュースと思っていましたが、今日は比較的近い調布市内で、住民16000人を避難させて行うことを昨日知ったので、野次馬根性旺盛ですからまずは現場の様子を見に行ってみることにし、ついでに久しぶりに多摩川サイクリングロードを走って、八王子まで出かけてみることにしました。
朝8時半過ぎに家を出発し、途中「味の素スタジアム」の前の甲州街道にある東京オリンピックのマラソン折り返し地点を撮影しました。
先日亡くなられた市川崑監督の代表作の一つ「東京オリンピック(1965)」では、折り返し地点の沿道観客や係員の後方には、何もない荒涼とした風景が広がる中の一本道の様に見えましたが、40数年後の現在、甲州街道の両側には建物がびっしりで、まったく視界が広がりません。
9時過ぎに甲州街道と三鷹通りが交わる下布田の交差点に到着。すでに上空には何機かのヘリコプターが飛び交い、警察や報道関係者、市区の役員さんでしょうか大勢の人が交差点に集まって、交通規制の準備をしていました。
その後警戒区域の縁を通る形で多摩川方面へ南下。途中で「北京的家庭料理店・金龍門」なる看板を掲げる中華屋さんを発見。結構気になるお店で帰宅後ネットで調べてはみたのですが、情報が少なくて残念。ここまで足を運ぶ事が果たしてこの先あるかどうか疑問ですが、機会があれば出かけてみたいお店です。
京王線・布田駅横の踏切でちょうど遮断機が下り、ふと駅の方を見ると、客扱いを一時中止するために駅員さんが入り口のシャッターを下ろそうとしていていました。また避難途中なのか単に犬の散歩なのかは不明ですが、一組の親子が「こんな事滅多にないから、記念だから(←何の記念なんだよ!)」と言いながら携帯電話で写真を撮っていました。(トップの写真)
多摩川住宅を通り多摩川サイクリングロードに出て川を遡上し、久しぶりに国立から先へ足を伸ばしてみました。
途中の立日橋下の河川敷では、「三市二署合同水防演習」と題した多摩川の水害を想定した演習の真っ最中。世界中で自然災害が多発している今日この頃で、関心が高まっているのでしょうか、堤防には大勢のギャラリーが詰めかけていました。
久しぶりに多摩川サイクリングロードを走ってみましたが、立川から先は通称「たいやき公園」下の路面が悪くてぬかるんでいたり、くじら公園の駐車場では駐車する車の渋滞に引っ掛かるなどして、軽快にサイクリングロードを走る事が出来なくなってしまいちょっと残念。心無しかすれ違う自転車(特にスポーツ車)の数も少ないようでした。
今回八王子まで足を伸ばしたのは、上にも書きました市川崑監督の映画「東京オリンピック」の中に、八王子を舞台として開催された自転車競技のシーンがあることをふと思い出して、実際にどんなコースだったのだろうか一部分だけでも走ってみたいと思ったからです。
ありがたい事に、今の世はインターネットでちょっと検索ワードを入力すると、とたんに当時のコース(Ken's Page 東京オリンピック)が分かりましたので、今回は「高月町登坂区間」を訪ねてみましたが、想像していた以上に狭い山道で、こんなところをオリンピックで使ったのかと驚いてしまいました。(帰宅後映画のシーン(たぶん加住町のピーク手前のS字カーブあたり)を確認したら、大勢の選手が道幅いっぱいになって坂道を登っていました)
坂の感じとしては、ここまで来るのに結構体力を消耗してしまったので、やっとこ登る様な感じ。もうちょっと体調の良い時にとも思ったのですが、距離が短く周りの風景は残土置き場か何かで、どうにも走って楽しいコースではなかったです。
一度坂道を上り下りして満足したので、帰りは日野から甲州街道に出て、立日橋から多摩川サイクリングロードを使って帰宅しました。(本日の走行距離:約65km)

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