恩着せがましい? ― 2005/10/22 22:00
このところ週末の度に天気が悪く、今朝も雨戸を開けたら、雨が降っていてガッカリ。
まぁ今週は外回り・肉体労働が続いて疲れ気味だったので、仮に晴れていたとしても、トレーニングに出かけたかどうかは怪しいものですが。
そんなわけで、午前中は洗濯をしながら公共放送のラジオ「中国語講座」を聞きいていましたが、スキットの一文「我给你预备了一份最新版的北京地图册」について、生徒役のG同学が「『あなた(のため)に最新の北京の地図を用意しました』と言うのは押しつけがましくないですか?」と言った風な感想を述べていました。
昨年暮れ、日本語を勉強中の朋友に会うため上海へ遊びに行った時、その朋友は「今日は○○さん(私)と会うために、わざわざ時間を作りました」と日本語で何度も言うので、「そんなに忙しいなら無理しなくてもよいのに、ずいぶん恩着せがましい言い方だな」と感じたことがあります。
この表現について、帰国後参考書か中国語学習雑誌で「大切なお客様に対して、如何に自分が尽くしたかを表現するのが、中国人の習慣です」と言った感じの解説を見て、上海の朋友は中国語を忠実に訳したんだろうな、と納得したわけですが、この日のラジオのL老師も、同様のお話をされていました。
(スキットの(テキストの)訳は『私は最新の北京地図を一部用意しました』と普通の日本語風に表現されていました)
写真は本文とは関係ありません。(昨年暮れに外灘で撮影)
愛聴盤 ― 2005/10/22 23:55
L.v.Beethoven : Piano Concerto No.3
G.Szell & VPO E.Gilels(Pf)
セルが死去する前年、1969年のザルツブルグ音楽祭におけるライブ録音。
曲の冒頭オーケストラの出だしの部分から緊張がみなぎり、なんと言っても3分18秒後、ピアノが入って一気に駆け上がる瞬間は、何度聴いても緊張します。「端座して傾聴に値する」と言うのはまさにこういう演奏だと思います。
この日はオールベートーベンプログラムで、CDには他に「エグモント序曲」と「交響曲第5番」が収録されています。
たまたま昨日新宿のタワレコに寄ったところ、先日アンダンテレーベルから発売された、セル指揮シュターツカペレドレスデンの「交響曲第5番」の終楽章がスピーカーから流れていました。こちらは1961年の演奏で、前述のものよりも更に引き締まった感じの演奏で、あいにく手持ちのお金がなかったので、給料日後に買おうと考えています。
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