新宿末廣亭 3月中席 8日目 ― 2012/03/18 22:37

新宿末廣亭 posted by (C)Yongyi
新宿末廣亭友の会から定期的に届くチケットの有効期間が3月末なので、当初さん喬師がトリを務める2月下席に使おうと考えていたのですが、先月はどうも気分が落ち込んでいて、とても落語を楽しむ気にならずにいたので、3月中席まで持ち越していたところ、今まで一度も高座を聴いたことのない三遊亭白鳥師が、夜の部の主任(トリ)を務めるとの告知があり、同時に昼の部の主任が柳家小ゑん師で、昼夜共に新作落語で活躍する噺家さんの落語を聴くのも一興と思い、気分転換で2ヶ月ぶりに寄席に出かけました。
いつもの通り、新宿伊勢丹の地下で弁当を購入し、今日はまず末廣亭近くの自転車屋へ行き、ドリンクボトルを購入してから、入場者の列に並び、開場までの間退屈しのぎにiPod touch+Wi-Fiでネットサーフィンをしていたところ、柳家小袁治師のブログで三遊亭ありがとうさんの廃業を知りました。
昨秋のファミリー落語会に出演していただき、今秋には二ツ目昇進が決定していたのに… 廃業の理由は部外者には知る由もありませんが、新しく進む世界での活躍を期待しています。
新宿末廣亭 3月中席 8日目 昼の部
ー開口一番ー
林家 木りん 「つる」
林家 正蔵 「味噌豆」
金原亭 小駒 「サギとり」
マギー隆司 奇術
三遊亭 萬窓 「締め込み」
笑組 漫才
入船亭 扇里 「持参金」
古今亭 志ん輔 「豊竹屋」
林家 ペー ギター漫談
柳家 小袁治 「芋俵」
桂 南喬 「初天神」
林家 正楽 紙切り
金原亭 馬の助 「権兵衛狸」と百面相
-仲入り-
古今亭 菊丸 「人形買い」
あした順子 漫談
柳家 小さん 「長短」
鈴々舎 馬風 「男の井戸端会議」
鏡味 仙三郎社中 太神楽
柳家 小ゑん 「アクアの男」
開口一番は、林家木久扇門下の木りんさん。背が高いことから付けられた芸名と言うことだけは知っていましたが、後で登場したあした順子先生との会話で、身長が192cm(!)親父さんが元大関の清國とのこと。なぜ落語家になったのか?との問いに「相撲は稽古が痛いから」だそうで、何とも今風な前座さんです。
続いて高座に上がったのは、二ツ目さんではなくいきなりこぶ平師。多分どこかの落語会に出演するため、早めに高座を勤めて出かけるのでしょう。ネタも軽いところで一門の弟子がよく掛ける「味噌豆」。
奇術のマギー隆司先生は、毎度おなじみのネタながら、相変わらずいい味出してました。
入船亭扇里師と金原亭馬の助師はお初見。百面相は、TVの懐古番組で先代小さん師匠が演じていたのを観たことはありますが、生で観るのはこれが初めて。いかにも寄席らしい芸ですな。
仲入り後に登場したあした順子先生。今年80歳になられるとは思えないほどシャンとしていて、ステップを踏む足取りも確か。相方のひろし先生が膝を悪くして高座に上がれないため、前座の木りんさんを呼び出して自己紹介をさせたり、「男はあなたひろし〜」を踊らせたりと、場内を大いに沸かせていました。
トリを務める小ゑん師。コアなファンが結構来ていたのでしょう、高座に登場した途端「待ってました!」の声が。マクラはお馴染みの秋葉原を熱く語る話。「ハンダ付けが出来ない奴は駅の改札を通れない」のセリフはさもありなんと言った感じで、いつも笑ってしまいます。
ネタは以前黒門亭で聴いたことがある「アクアの男」。主人公の魚オタクが水族館のアクアガールに恋をする新作落語ですが、ところどころに古典落語の片鱗がみられ、(ネタバレになってしまいますが)終盤主人公とアクアガールが海に飛び込む際「ひのふのみっ!」と声を掛ける辺りは、時代が交錯していて面白かったです。
新宿末廣亭 3月中席 8日目 夜の部
ー開口一番ー
金原亭 駒松 「穴子でからぬけ」
三遊亭 ぬう生 「幇間腹」
ホンキートンク 漫才
柳亭 左龍 「お花半七」
柳家 さん福 「万病円」
柳家 小菊 粋曲
三遊亭 小歌 「新聞記事」
金原亭 馬生 「強情灸」
翁家 和楽社中 太神楽
金原亭 駒三 「無精床」
柳家 小満ん 「あちたりこちたり」
-仲入り-
三遊亭 丈二 漫談(芸名と尿管結石の話)
大空 遊平・かほり 漫才
橘家 文左衛門 「手紙無筆」
林家 しん平 漫談(ポテトサラダとおはぎの話)
三増 紋之助 江戸曲独楽
三遊亭 白鳥 「隣の町は戦場だった」
二ツ目のぬう生さんはお初見。新作落語をやるのかな?と思っていたら、きっちり古典落語を演じていました。
駒三師は確か二度目。前回聴いたのと同じ「無精床」でしたが、クセのある床屋のオヤジの口調がいい感じです。
仲入り前は小満ん師。何を掛けてくれるか期待していたら、前回正月二之席にも聴いた「あちたりこちたり」。
決して嫌いな噺じゃないんですが、流石に2度続けて(都合3度目)はちょっとねぇ…
まぁこれも寄席の愉しみ趣きの一つと言ってしまえばそれまでですが、特に今日の夜の部は以前同じ噺家さんで聴いた噺を再び聴くパターンが多かったですね。
マクラの時点で演目が分かってしまうので、目新しさがほとんどなかったのは残念でした。(唯一例外だったのは、さん福師くらい)
クイツキの丈二師も、前回正月二之席の頃は古典落語を掛けていたので、今日もそのパターンか自作かと期待していたら、いつもの芸名の変遷と尿管結石で救急車で運ばれる話。「極道のバイト達」とか面白い自作もたくさんあるのにねぇ…
トリの白鳥師。写真でしか姿を見たことがなく、どんな声なのかも知らず、勝手に伊集院光氏の様な感じをイメージしていましたが、意外にも(と言っては失礼か)若々しい声(それでも私よりも年上)にビックリ。
ネタの方はう~んどうでしょう?何れにしても白鳥師の落語はこう言う雰囲気なんだ、と言うことを感じ取れたのが今日の収穫かな?
ところで、これまでは寄席から帰宅後にブログの原稿を作成していたのですが、今回「Dropbox」と言うオンラインストレージサービスを利用して、寄席の休憩時間や帰宅途中の電車の中で演目を入力して原稿を作成してみました。
おかげでこれまでよりも公開までの時間が30分ほど短縮され、床に就く時間が早くなりました(^^)
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