第53回 柳家小里んの会2012/12/23 10:43

第53回 柳家小里んの会
第53回 柳家小里んの会 posted by (C)Yongyi

このところ柳家の芸を伝える師匠方の落語を聴きに、あちこち出かけているわけですが、とりわけ容姿が先代小さん師匠によく似ておられる柳家小里ん師が気に入り、上手い具合にこの連休中に師匠の会が池袋であるというので、今年の聴き納めにしようと、池袋演芸場へ出かけてきました。

6時少し過ぎに会場に到着すると、既に8割がた席は埋まっていましたが、前から2列目の中央の席が空いていたので、すかさず着席。お客さんの中には小里ん師の著作「小さん芸語録」の聞き手・Iさんの姿も見えました。

定刻通り6時半に開演。

落語協会特選会 第53回 柳家小里んの会

ー開口一番ー
 三遊亭 しあわせ 「転矢気」

 古今亭 志ん吉 「岸柳島」
 柳家 小里ん 「厩火事」
-仲入り-
 柳家 小里ん 「掛取万歳」

お初見の志ん吉さんは、なかなか上手い将来有望株の二ツ目さんと感じましたが、その後の肝心の小里ん師が残念ながらが調子が悪かったのか、一席目の「厩火事」でセリフを言い直したり、二席目の「掛取万歳」は、マクラで初演とのことわりがあったとは言え、魚屋との喧嘩の場面でセリフを飛ばしたり、三河万歳の調子がぜんぜんなっていなかったり、トドメは最後の決めセリフ「百万年」を言い間違えてしまったのは痛かったです。

期待して出掛け、また「掛取万歳」は暮れにふさわしい好きな噺だっただけに、正直ガッカリな内容でした。

ご贔屓さんが多かったせいか会場は湧いていましたが、最近「◯◯の会」など噺家さんの名前がついた落語会に行って感じるのは、出演者のご贔屓さん・身内が会場を占めて、結局なぁなぁと言いましょうか、内輪受けと言いましょうか、和気あいあいで終わってそれっきり。その後の打ち上げの方がメインなんじゃないか?と。

私のような部外者には面白くもなんともなく感じることが多々ありますし、芸人を生かすも殺すも、結局お客さん次第だなぁとつくづく思います。

やっぱり普段の寄席で落語を聴くのが一番かなぁと、あらためて感じながら家路につきました。