北京ひとり旅(出発前夜)2010/07/04 23:23

 私が勤めている会社では、節目(5年)ごとに5日間の休暇を社員に与える制度(いわゆるリフレッシュ休暇)を採用しており、今年その制度を利用出来ることから、7月に利用することに決め、この期間を何に使うか以前から密かに企んでいました。

 これまでに企画したプランは、

1・両親を連れて奈良の平城遷都1300年祭の見物と伊勢神宮詣で
2・中国四川省・九寨溝と黄龍への個人旅行
3・草津温泉で叔父の経営する宿泊施設を利用して湯治
4・北海道へドライブ旅行
5・アパートに篭ってひたすら惰眠を貪る

などなど。

 1は、普段両親に何もしてあげていないので、罪滅ぼしのためにも良いと思ったのですが、京都・奈良・伊勢と大人3人で出かけると、旅行費だけでもバカにならないんですな。と言うことで両親には申し訳ないのですが、別の方法で穴埋めということで却下。

 2は、以前TVの特集番組を観て、この世のものと思えない風景に感動し、「実際にこの目で観てみたい!」と強く心に決め、インターネットであれこれ検索し「クラブツーリズム」のツアーに申し込んだまではよかったのですが、その直後隣の青海省で大地震が発生したり、ネットで現地の気候を調べたら、7月が一番雨の多い季節と知り、せっかく出かけて雨ばかりじゃしょうがないし、地震が起きたばかりの所に行くのも忍びないと思い、数日後速攻でキャンセル。(それと行動が制約される団体ツアーが苦手。富士山を優に超える高地で高山病が心配、など)

 3は、費用がかからず、ノンビリ温泉三昧出来るのが魅力なのですが、草津温泉で一週間何もせず暇が潰せるか?親戚の家に厄介になるのも何だなぁと思い、これも却下。

 4は、1996年に帯広までドライブしたことはありますが、14年が過ぎた現在、ドライバーも車もさすがに老朽化が進んで、果たして無事走りきれるか?かなり不安なため却下。

 5は、ある意味贅沢と言えば贅沢ですが、せっかく与えられた休暇制度を愚弄している感があって却下。

 この他にも、かつて嘉悦大学で中国語を教えていたX老師を訪ねて、中国・武漢へ行くことも考えましたが、武漢大学の教授で忙しいかも知れないと考え、気が引けて却下。上海は万博で大変な騒ぎでしょうから、端からプランにすら入れていません。

 このようにあれこれ考えてはみたものの、結局2年前に訪ねた北京を再訪することで落ち着きました。

 今回の目的は、かつて1対1で中国語を教えていただいたZ老師と再会すること。2つ目は「司馬台長城」の一番険しい場所をこの目で観ること。3つ目は老舎記念館を訪ねること。4つ目は炸醤面を始めとした北京料理を食すること。

 前回は真冬の氷点下の時期で、あまり表を歩きまわれなかったので、その分を挽回し、出来るだけ数多くの事物に触れてきたいと考えています。さてさてどのような旅になりますことやら・・・