映画『100,000年後の安全』2011/04/20 23:33

映画『100,000年後の安全』

(画像をクリックすると公式サイトに移動します)

全く偶然に、昼間この映画のことを知り、早速会社帰りに吉祥寺で途中下車して観てきました。

本当は今秋に上映の予定だったのが、先の地震・原発事故により緊急上映となったとのことで、劇場プログラムすら用意できなかったことからも、急遽決定したことが想像できます。

吉祥寺バウスシアターは、平日のしかも夜8:30の上映開始にも関わらず、老若男女大勢の観客が詰めかけていて、9割くらいの入りではなかったかと思います。如何に人々の関心を集めている作品かが分かります。

観終わっての感想は、とにかく原発推進・反原発とか言う事ではなく、原子力という人類の手には負えない物を手にして、好むと好まざるとに関わらずその恩恵(と言って良いのかは分かりませんが)を享受してしまった者は、すべからく考えなければならない、重い課題を突きつけられた感じです。

一口に10万年と言っても、あらためて考えると本当に気の遠くなる時間です。10万年後の人類へ放射能の危険性をどうやって伝えるかがメインテーマではありますが、そもそも10万年後に果たして人類そのものが存在しているのか?そんな事まで考えさせられる作品です。

外国映画ではありますが、我が国においても青森県の六ヶ所村に、高レベル放射性廃棄物貯蔵センターがありますから、決して他所事ではありません。

今後上映館も増えてくるようですし、入場料の一部が義援金として寄付される映画館もありますので、お時間のある方は是非劇場に足を運んで、観て、考えてください。

開場を待つ人々
開場を待つ人々 posted by (C)Yongyi

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