シネマ落語を観に行く2010/12/11 21:31

シネマ落語 プログラム

今日から24日まで、東銀座の東劇で「《シネマ落語》 落語研究会 昭和の名人」と題した映画を上映していて、ちょうど都心へ出掛ける用事があったので、併せて観に行ってきました。

「シネマ」とは言うものの、正確にはTBSで現在も続いている「落語研究会」と言うテレビ番組の記録映像を映画館で上映するもので、フィルムコンサートならぬVTRコンサート(そんな言葉あるのか?)とでも言えましょう。

桂 文楽 「明烏」(昭和43年収録)
 古今亭 志ん朝 「抜け雀」(昭和47年収録)
 金原亭 馬生 「親子酒」(昭和53年収録)
 三遊亭 圓生 「掛取万歳」(昭和48年収録)

今回上映された4席を含め、既に多くの演目がDVD化・発売されているので、購入して家庭でも観ることは出来ますが、このDVDの値段がとにかく高い!

欲しいと思うものは、何とかやりくり・金策して購入している私でも、これらの商品はさすがにおいそれと手が出せなくて、未だに指をくわえている状態です。(以前新宿の書店落語で、林家正雀師匠も高額なために店頭で眺めていたと話されていましたが、これはまぁ冗談でしょう)

4席とも私の様なにわかの落語ファンが言うまでもない素晴らしい内容で、文楽師匠の有名な甘納豆のシーンや、志ん朝師匠の流れるような語り口、馬生師匠の渋さの中に醸しだされる独特の雰囲気などじっくり楽しませてもらいましたが、中でもトリの圓生師匠の「掛取万歳」はよくぞ記録に残してくれたと言える内容でした。未見の方の楽しみのためにも詳しくは書きませんが、後半の義太夫・芝居・三河万歳の場面は一見の価値があります。

前述の通り、DVDがあまりにも高価で今後も購入出来ないと思いますので、この4席を観られただけでも十分満足して帰ってきました。

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